一瞬で「どんなナルシストか」「出会いたい運命の相手」が分かってしまう! 人の心を丸裸にする心理テスト3問

人間関係

更新日:2017/2/7


 『当たりすぎてつい眠れなくなる心理テスト』(三笠書房)は、TV・ラジオ・雑誌など幅広いメディアで好評を博すパーソナリティー研究家の中嶋真澄氏が書き下ろした心理テスト集だ。人に知られたくない感情や欲望、思考のクセ、自分自身でさえ知らなかった本当の人格など、本書を読み通せば読者の心が丸裸になること間違いなし。

 すでに丸裸になった私は、非常にすっきりした気持ちで本稿を書いている。読者にも「ハッ」となる気づきを体験してほしいので、本書より3問の心理テストをご紹介しよう。

 

「人は七つのタイプに分類できる」と言われたら、どう思う?

人間は七つか八つのタイプに分類できると言われたら、あなたはどう思います?

 A 自分はどんなタイプなのか知りたい
 B 自分の周りの人が、どんなタイプなのか知りたい
 C どうして七つか八つのタイプに分けられるのか、その根拠が知りたい
 D 人は一人ひとりみな違うのに、タイプになんか分けられるはずがない

 「自分自身や他人に対する見方」を問うような問題。読者は4択のうちどれを選んだだろうか。この問題によって…あなたが「どんなナルシストか」が分かるという。

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 Aを選んだ人は…「“理想の自分”を思い描く、空想ナルシスト」だそうだ。自意識が強く、人前に出ると、自分はどうみられているか他人の目が気になる人だという。

 Bを選んだ人は…「周りを“思い通り”にしたい、独裁的エゴイスト」だそうだ。自分の手の内で人を思い通りに動かしたいという欲求を持っているという。

 Cを選んだ人は…「“賢い自分”を誇りに思う、知的ナルシスト」だそうだ。自分を客観視できる人であり、常に自分をクールに観察する“もう一人の自分”がいるという。

 Dを選んだ人は…「究極のナルシスト! いつも“自分が主役”のお芝居気分」だそうだ。自分はとてもユニークで、他の誰とも違うと感じている人らしい。そしてそんな自分が愛しく、内面に湧き上がる感情や気分の赴くままに行動しているという。

 

興味を持った船の写真は?

海に浮かぶ船の写真を見ています。あなたが興味を持ったのは、どんな舟ですか?

 A 豪華客船
 B マグロ漁船
 C タンカー
 D 遊覧船
 E 難破船

 女性の読者はこの問題を心して解いてほしい。この問題によって…あなたが「出会いたい運命の相手」が分かるそうだ。海に浮かぶ船は、あなたが身も心も預けたいと思う相手を表している。女子会や男友達には「こんな男性と付き合いたい」と言っていても、本当の心は全く別の男性像を望んでいるかもしれない。

 Aを選んだ人は…「みんなに自慢できる“高スペックな人”」を求めているそうだ。「愛があれば幸せ」と口で言っても、「やっぱり付き合うなら経済力があって、カッコよくて、友達に自慢できる相手」というのが、Aを選んだ人の本音らしい。

 Bを選んだ人は…「“自分に任せろ”と引っ張ってくれる人」を求めているそうだ。男気があって、向こうから近づいてきて「俺と付き合ってくれ」というような人に憧れているという。

 Cを選んだ人は…「心やさしい“自分の理解者”に巡り合いたい」そうだ。周りの人には何か物足りなさを感じ、「遠い国のどこかに自分を待っている人がいるのでは?」と淡い期待を抱いているという。

 Dを選んだ人は…「身近で良く知った人こそ、安心して付き合える」と考える人だそうだ。同級生、先輩、職場の同僚など、付き合うなら身元が確かな人を選びたがるという。

 Eを選んだ人は…「“私だけがこの人を支えられる”と思いたい」人だそうだ。普通の人では物足りず、アーティスト、芸人、俳優などを目指し、下積み生活を送っている訳アリ男や特別な才能のある人に憧れるという。「私だけが彼の才能を理解し、支えてあげられる」という思いがあるそう。

 

三日後に地球が滅亡するとしたら?

三つの質問です。順に答えてください。

 Q1.三日後に地球が滅亡することになりました。誰一人生き残れません。それまでに、あなたがやっておきたいことは何ですか?

 ※「Q1」の問いに答えてから、次の問いに答えてください。

 Q2.もう一度質問です。三日後に地球が滅亡することになりました。誰一人生き残れません。それまでに、あなたがやっておきたいことは何ですか?「Q1」の答えのままでいいですか?

※「Q2」の問いに答えてから、次の問いに答えてください。

Q3.三日後に地球が滅亡することになりました。誰一人生き残れません。それまでに、あなたがやっておきたいことは何ですか?「Q1」「Q2」の答えのままでいいですか?

 ずいぶん奇妙に感じた方が多いだろう。しかしこの問題、非常に深い。この問題によって…3つの質問への答え方から、あなたの「意識下ないし無意識にあるもの」が分かるそうだ。

 3つの問題にあなたはどう答えただろうか。「Q1」、「Q2」、「Q3」の答えはどのように変化していっただろうか。「Q1」で出てきた答えは、あなたの意識の表層、つまり意識の浅い部分にとどまっている思いだ。そこにあるものの多くは、他人の言動に対する反応や雑念、テレビやネットの情報から刺激を受けた欲望だ。

 あなたの本当の思いは、意識の下に埋もれてしまっている。同じ問いを繰り返すことによって、あなたは答えを探すために、意識の浅い部分から深いところへ移っていく。そして次第に自分の中にある大切なものにふれていくのだ。

 もし3回とも同じ答えが出たとしたら、あなたは表層の意識にとらわれ続けているのか、それとも普段から自分の心の深いところにふれている人なのか、どちらかだそうだ。

 

 自分の内面を自分で覗くのは難しい。本書のような機会をもってして初めて自分の心に気づくことがある。忙しい日常にとらわれて無視し続けてきた「本当の自分」に気づくことができれば、明日からちょっぴり違う毎日が始まるかもしれない。

文=いのうえゆきひろ