テレビで紹介され大反響! 世界をいやした話題の一冊『NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法』

暮らし

2017/4/9

    img01
    『NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法』(ガイ・ウィンチ:著、高橋璃子:訳/かんき出版)

 日本テレビ系「世界一受けたい授業」、NHK「スーパープレゼンテーション」に著者が出演し大反響! ベストセラー『女子の人間関係』の著者である精神科医の水島広子さんも絶賛した、世界を癒した一冊『NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法』(ガイ・ウィンチ:著、高橋璃子:訳/かんき出版)が、いま話題となっています。

私たちは体の不調をうまく手当てできるのに、なぜ心の不調になるとお手上げなのでしょう? その答えは、心の手当ての方法を学んでこなかったからです。

 多くの人は転んだら手をつく、膝をすりむいたら傷口を水でキレイに洗うなど、体を手当てする方法を幼いころより学んでいます。しかし、心を手当てする方法はどうでしょうか? 大きな失敗をして落ちこんだとき、誰かに無視されて傷ついたとき、大好きなアニメのキャラクターが死んでしまったとき、あなたはどうやって心を手当てしていますか? 体の傷を手当てする絆創膏や消毒液の入った救急箱を持っている人は多いと思いますが、心の傷を手当てする「心の救急箱」を持っている人はそう多くはないでしょう。

 私たちは目に見えない心の傷を手当てせず、そのまま放置しがちです。本書では、私たちが日々直面する7つの心の傷を取り上げて、各章にわけて紹介しています。

第1章 自分を受け入れてもらえなかったとき――失恋、いじめ、拒絶体験
第2章 誰ともつながっていないと感じるとき――孤独
第3章 大切なものを失ったとき――喪失、トラウマ
第4章 自分を許せなくなったとき――罪悪感
第5章 悩みが頭から離れないとき――とらわれ、抑うつ反芻
第6章 何もうまくいかないとき――失敗、挫折
第7章 自分が嫌いになってしまったとき――自信のなさ、自己肯定感の低下

 各章、最新の心理学の研究結果にもとづき、何が原因で、どんな症状を引き起こすのか、どのように手当てをすればいいかを具体的に紹介しています。

 たとえば、第2章の誰ともつながっていないと感じるとき――孤独について。孤独といっても、一人だから孤独というわけではありません。恋人がいても、たくさんの友人がいても、どうしようもなく寂しいと感じる人はいます。孤独かどうか決めるのは、つながりの量ではなく質だと、著者はいいます。「寂しい」と思う感情はわかりやすい孤独の症状のひとつで、孤独な気持ちが続くと、寂しい、満たされないなどの心の症状が出るだけでなく、高血圧、ストレスホルモンの増加、免疫力の低下といった体の不調が起こることがわかっています。この孤独のリスクは喫煙のリスクに匹敵するともいわれ、心と体におよぼす影響は決して小さなものではありません。孤独に傷ついた心を放っておくと、自分をさらに孤独に追いこんでしまうことがよくあり、早急な手当てが必要になります。孤独の応急措置として、孤独による誤った現実認識を正すためにネガティブな色眼鏡をはずす、自分で人と壁を作ってはいないか自分のマイナス行動に気づくなど、状況に合わせて手当てする方法を紹介されています。

心の健康に配慮することが当たり前になり、誰もが効果的な手当ての方法を知っているような、そんな世の中になることを願っています。

 生きていれば、誰もが傷つきます。大切なことは、正しい心の応急手当てを学び、それを日々実践することだと、本書で著者は述べています。体の傷と違って、目に見えず、痛みの程度を判断することすら難しい心の傷。そのまま放置して化膿してしまう前に、上手に心のケアをしていきたいですね。自分はもちろん、大切な人の心が傷ついたときの救急箱として手元に置いておきたい一冊です。

文=なつめ