ぶつかりあう女たちの欲望と願望…。志田未来がしたたかな“ウツボカズラ女”に! 乃南アサ『ウツボカズラの夢』ドラマ化決定

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公開日:2017/7/1

 乃南アサの小説『ウツボカズラの夢』が、志田未来主演でドラマ化されることが発表された。志田が演じる自分から動かずに目的を達成する“ウツボカズラ女”という役どころには「志田未来ちゃんのしたたかな悪女役が楽しみ!」と期待が寄せられている。

 同作は、母の死後に家庭で居場所を失った少女・斉藤未芙由が、亡き母の従妹・鹿島田尚子に招かれ上京しウツボカズラ女として目覚めていく物語。“ウツボカズラ女”とは獲物の欲望を利用して目的を達成する食虫植物のような女のことで、ドラマでは未芙由のほかに、夫に逃げられたセレブ妻、男を財布に見立てる計算不倫女、妊娠で妻の座を得た地味女など様々な欲望を抱えた女たちが登場する。

 作を読んだ読者からは「女性が怖くて嫌いになりそうだけど最後は綺麗にまとまる。さすが乃南さん」「純粋だと思っていた主人公の変化にびっくりした」といった声が上がっており、“ウツボカズラ女”の生き様に家族の在り方を考えさせられたという人が多かったようだ。

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 志田は今回演じる未芙由について、「私が演じる未芙由は、ただただ自分の居場所を見つけること、幸せになるということを考えて必死に生きています」「今まで演じたことのない役柄ではありますが、新しい自分をお見せする気持ちで頑張ります」とコメント。志田が連続ドラマの主演を務めるのは2010年の「秘密」以来7年ぶりのため、ファンからは「主演って言葉をずっと待ってたけど、まさか悪女役とは…!」「待ちに待った主演ドラマ! 本当にうれしい」と歓喜の声が続出した。

 未芙由を鹿島田家に招き入れる尚子は大塚寧々が演じ、ほかにも国生さゆり、松本利夫(EXILE)、羽場裕一、松原智恵子といった豪華キャストがドラマを彩る。“ウツボカズラ女”が鹿島田家になにをもたらすのか、放送を楽しみに待とう。