「北の大地の水族館」で行われる衝撃イベント…「マツコの知らない世界」で話題の水族館プロデューサーと館長が語る、水族館の魅力

エンタメ

公開日:2017/8/1

 夏休みの読書にぴったりの“水族館発”食育ビジュアルブック『いただきますの水族館』が2017年7月9日(日)に発売された。

 同書は水中世界の展示を通じて「いのち」が「いのち」を食べることや、生物多様性の大切さを分かりやすく解説。舞台となるのは北海道北見市にある「北の大地の水族館」だ。同水族館では、生きている命が生きている命を捕食する自然界の行動を見せる「いただきますライブ」というイベントを開催。北の大地の水族館の生物たちは、美しくリアルな水中景観のなかで、自然と同じように命を輝かせている。

 著者の中村元は、TBS「マツコの知らない世界」やNHK「探検バクモン」への出演でも知られる人気の水族館プロデューサー。新江ノ島水族館やサンシャイン水族館のプロデュースも手掛けてきた。北の大地の水族館館長の山内創と共に、エッセイと美しい写真で水中世界の魅力と、展示に込めた「いのち」への思いをたっぷり紹介。

advertisement

 水族館で魚たちをおいしそうだと思ったら、「おいしそう!」と口に出してもOK。同書では、NHK「きょうの料理」講師の料理研究家・大原千鶴が魚のきれいな食べ方も教えてくれる。他にも、アイヌの昔話や「河童と日本人の世界観」といった興味深いコラムから水中世界の魅力をたっぷり紹介。水族館を泳ぐ魚たちの姿から、命の大切さを学んでいこう。

中村元(なかむら・はじめ)
水族館プロデューサー、エッセイスト。1956年生まれ。鳥羽水族館副館長を経て、フリーランスで水族館の開業およびリニューアル時の展示施設デザイン・構成などのプロデュースを行う。これまでプロデュースを手がけたのは、新江ノ島水族館(神奈川)、サンシャイン水族館(東京)、北の大地の水族館(北海道)など。トークライブ「中村元の超水族館ナイト」は開催30回を超える。おもな著書に『水族館哲学』、『常識はずれの増客術』、『水族館で珍に会う』、『水族館の通になる』ほか多数。

山内創(やまうち・そう)
北の大地の水族館館長。1987年生まれ。北里大学海洋生命科学部で環境教育を学び、学芸員として北の大地の水族館へ赴任。2017年より現職。

※掲載内容は変更になる場合があります。