性的虐待、うつ病、摂食障害… 壮絶な過去を乗り越えた著者が語る「つらい出来事」を乗り越える方法

暮らし

公開日:2018/1/7

 誰の人生にでも起こるのが、つらい出来事や悲しい出来事。どんなにお金を持っていても、やりがいのあることに打ち込んでいても、いま満たされている人でも必ず経験するといっても過言ではない。

『死ぬほどつらい、悲しい出来事を、くるりっとひっくり返す方法』は、著者のテリー・ホーキンスが自身の経験や出会ってきた人々の経験から導き出した、チャンスを見出すストラテジー(戦略)を紹介する1冊。「つらい出来事」をくるりっとひっくり返す、具体的な方法を紹介していく。

 テリーの過去は壮絶そのものだった。4歳から9歳まで音楽教師から性的虐待を受け、16歳でうつ病を発症。さらに、10代後半には摂食障害と飲酒問題を抱えることに。それだけでなく、貧しかった家庭が父親の死によってさらに困窮したため、若くして一家の稼ぎ手になってしまった。そんなテリーは、同書の帯で以下のように語っている。

advertisement

私はただ、自分の物事の捉え方のせいで苦しみを一生抱えていく道と、過去の重荷を下ろして自由になれる方法を学ぶ道があることを、あなたに知ってもらいたいのです。テリー・ホーキンス

 チャンスを見出すストラテジーが数多く出てくる同書は、必ずや悲しさを乗り越えるための助けになるはずだ。

<目次>
はじめに:誰もがつらい過去を背負って生きている
第1章:わたしたちにあるのは「今」だけ
第2章:「反応」は選べる
第3章:口ぐせをチェックする
第4章:「可能性」を考える
第5章:苦しみをしっかり味わう
第6章:何かを変えなければ、何も変わらない
第7章:人生に失敗はない
第8章:あるがままの人生を受け入れる
第9章:自分のすべてを「大切にする」
第10章:頭の中の言葉が現実をつくる
第11章:できるふりをする
第12章:見て、言って、感じる
第13章:恐れたときは「心拍コントロール」に専念する
第14章:ひとりの時間を作る
第15章:感情は物事のとらえ方で左右される
第16章:新しい「過去」の物語が、あなたの「未来」を変える

テリー・ホーキンス(Terry Hawkins)
オーストラリア・クイーンズランド州の州都、ブリスベンの大家族で生まれ育つ。つらい幼年期・少女時代を過ごした経験が、成功をつかむ要因となった。大手ファッション小売企業の研修コーディネーターを経て、27歳のときに独立。1989年、企業研修の企画運営会社People In Progress Globalを設立する。現在はトレーナーとしてだけでなく、業績向上・問題克服・持続的な変化に対する戦略などをテーマに語る基調講演者としても人気を博している。

※掲載内容は変更になる場合があります。