サンタクロースに絵本を届けてもらおう!「相対的貧困」に苦しむ子どもたちに絵本を寄付する「Book Santa 2017」実施中

暮らし

公開日:2017/12/19

 日本出版販売株式会社が、貧困に苦しむ子どもたちに絵本をプレゼントするプロジェクト「Book Santa 2017」を2017年11月1日(水)より開始した。特定非営利活動法人チャリティーサンタ(以下NPO法人チャリティーサンタ)との共催、株式会社リブロの協力のもとで行われている。

 同プロジェクトは、対象の書店などで“子ども達に贈りたい絵本”を寄付という形で購入できるというもの。購入した絵本はプレゼントとして包装され、NPO法人チャリティーサンタのもとへ。集まった絵本をボランティアのサンタクロースが子どもたちに直接届けるという仕組みだ。

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 日本では、7人に1人の子どもが「相対的貧困」と呼ばれる状況にあると言われている(厚生労働省 2016年「国民生活基礎調査」より)。「貧困」と聞くと、食べ物や衣服がないといった様子を連想しがちだが、「相対的貧困」とは「家庭の所得が国全体の家庭の平均所得に対して半分以下であること」を指す。つまり「相対的貧困」の子どもたちは、まわりの友達と同じように行事を楽しめなかったり、充分に将来を選べないという「見た目にはわかりにくい貧困」に陥っているということ。

 「Book Santa 2017」は、恵まれない環境でクリスマスの思い出が足りない子どもたちへ、サンタクロースが直接絵本を届けるプロジェクトとして誕生。子どもたちへ思い出をプレゼントしたり、絵本に触れる・読むきっかけを作ったり、絵本が親子のコミュニケーションの助けになることを目指していく。気づかれない貧困に苦しんでいる子どもたちに絵本を贈ってみてはいかが?

■「Book Santa 2017」実施概要
実施期間:2017年11月1日(水)~2017年12月24日(日)

実施場所:全国のリブロ書店58店舗(リブロ・よむよむ・パルコブックセンター)、日販が運営するオンライン書店「Honya Club.com」、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」
※寄付をすれば、プロジェクトへの参加ステッカーとサンクスレターをプレゼント。サンクスレターに記載しているURL上にて、プロジェクト進行の様子やクリスマスイブ当日の様子、子どもたちがサンタクロースに宛てて書いた手紙などを掲載する予定。

絵本のお届け日:2017年12月24日(日)
※期間中に子どもの人数よりも絵本が多く集まった場合、または絵本の購入日の都合により2017年12月24日(日)のプレゼントに間に合わない場合は、来年以降のとなる可能性あり。

絵本のお届け先家庭:全国の0~10歳の子どもたち
※経済的に厳しい家庭や災害で被害に遭い仮設住宅に住む家庭の子ども、入院中の子どもなどが対象。

共催:NPO法人チャリティーサンタ・日本出版販売株式会社
協力:株式会社リブロ

◆「Book Santa 2017」公式サイト:https://booksanta.charity-santa.com/

※掲載内容は変更になる場合があります。