140億円の借金を8年で完済! 経営のプロが教える「社長の心得」とは?

ビジネス

公開日:2018/1/18

『1000人の経営者を救ってきた コンサルタントが教える 社長の基本』(かんき出版)

 140億円もの負債をわずか8年で完済し、1000人の経営者を救ってきた三條慶八(さんじょうけいや)氏による『1000人の経営者を救ってきた コンサルタントが教える 社長の基本』(かんき出版)が発売された。

“会社と家族を守る”経営アドバイザーの三條氏は「成功する社長」の原理原則を自らの体験に基づきながら記し、全国から大きな反響を得ている。

 雇われる側から経営する立場になると、意外に忘れてしまうのが基本を大切にすることだ。三條氏いわく、「成功する経営者」と「失敗する経営者」の違いは、ごく基本的なことが分かっているかどうかにあるのだそう。本書では、経営者として心得るべき事柄が全52項目にまとめられ、成功する経営者になるための原理原則が分かりやすく解説されている

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 こうした実用的なビジネス本が書けるのは、自身がビジネスにおいて、苦い経験をしてきたからだ。神戸の三宮一帯で手広く不動産賃貸業と飲食業を営んでいた三條氏は、1995年の阪神・淡路大震災で被害総額40億円以上という大打撃を受けた。さらに、再建途上には北海道拓殖銀行・山一證券に始まる金融機関の倒産や史上まれに見るデフレ不況にも直面。ピーク時には140億円という巨大な借金を背負ってしまった。しかし、三條氏はたった8年で膨大な負債を完済。そんな経験をもとにした経営テクニックは、企業家にとって大きな希望となるだろう。

 また、本書には「成功する経営者」になるためのノウハウや社長としての心得だけでなく、金融機関との上手な付き合い方も記されている。中小企業経営者とのリアルな対話や実践から生まれた経営論は悩みを抱えている経営者だけでなく、現在経営が順調な方の道しるべにもなりそうだ。

 安定した会社経営を行うには、まず経営者として心得を意識することが重要だ。優秀な人材を確保できないと悩んでいる経営者こそ、今一度自分の経営論を客観的に見直してみるべきなのかもしれない。

三條 慶八(さんじょうけいや)
1960年、神戸市生まれ。“会社と家族を守る”経営アドバイザー。株式会社Jライフサポート代表取締役。負債140億円を背負った会社を自らの力で復活させた経験に基づき、悩める中小企業経営者に真の会社経営、会社再生法を伝授。中小企業経営者とともに、最後まであきらめることなく懸命に闘う姿勢が共感を得ている。主な著書に『あなたの会社のお金の残し方、回し方』(フォレスト出版)等がある。

文=古川 諭香