3組に1組が不妊の心配! サポート法も分かる不妊治療本5選

出産・子育て

2018/3/30

「まるで、終わりの見えない迷路だよね」——ドラマ『隣の家族は青く見える』で主演の深田恭子が発したこの言葉は大きな反響と共感を呼んだ。国立社会保障・人口問題研究所によると、今の日本で不妊を心配したことのある夫婦は3組に1組を超え、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある(または現在受けている)夫婦は全体で18.2%、子どものいない夫婦では28.2%にものぼるそう。不妊治療中は、ひとりで悩んでしまったり周囲の言葉で深く傷ついてしまったりすることもある。だからこそ、自分が治療していなくても、不妊治療に関する知識や理解を深めていくことが大切だ。

人気女優が42歳で見た不妊治療の世界とは?

『大人の授かりBOOK – 焦りをひと呼吸に変える、がんばりすぎないコツ』(加藤貴子/ワニブックス)は、42歳で不妊治療を始めた女優・加藤貴子氏が記した心の処方箋だ。妊活中の弱った心に効くのが本書内の“焦りをひと呼吸に変える「小さな習慣」”。何が起きても夫婦は夫婦。そう訴えかけてくれる本書は妊活クライシスも軽減できそうだ。

男性も必見! 芸能人夫婦の不妊治療エッセイ

「赤ちゃんは自然にできるもの」だという想いを抱いていたという女優・矢沢心氏&格闘家・タレントの魔裟斗氏夫妻。彼らが4年にわたる不妊治療を乗り越え、二児の親になるまでを綴ったエッセイ集『夫婦で歩んだ不妊治療』(矢沢心・魔裟斗/日経BP社)からは不妊治療のリアルな過酷さも伝わってくる。男性にもぜひ読んでほしい1冊だ。

男親も声掛けを! 心を支えられる妊活サポート本

 娘や息子の嫁、妻が不妊治療中だと、どんな言葉をかけていいか迷ってしまう。そんなときは『不妊治療をしている女性の夫、両親、義両親が正しい妊活サポートを知る。10分で読めるシリーズ』(ぴかぴかりん、MBビジネス研究班/まんがびと)で、妊活女性の心を理解してみてほしい。男親は口を挟まないようにしてしまうが、男だからこそ伝えられる言葉も収録されている。

産婦人科医がアドバイス! 「卵子の老化はどうしたらいい?」

 高齢出産をする方も多い近年は、自分の卵子の状態を不安に思うこともあるだろう。『まだ産める? もう産めない? 「卵子の老化」と「高齢妊娠」の真実(健康ライブラリー)』(河野美香/講談社)は卵子の老化や卵巣の働き、不妊治療、高齢出産といった知識が図表とイラストで分かりやすく解説されている。産婦人科医の著者ならではの専門的な知識は妊活中にも役立てられるはずだ。

頑張った自分を褒めよう! 16人の女性が語る不妊治療のその後

 妊活期間が長くなればなるほど、子どもがほしいという想いは強くなっていく。しかし、子どもの有無で人生の幸せは測れない。『不妊治療のやめどき』(松本亜樹子/WAVE出版)では、16人の女性たちの不妊治療後が知れる。ひとりの人間としての生き方を考えていけるようにもなる本書は、妊活中の心を癒してもくれるだろう。

 不妊治療中は「子ども」という単語すらも切なく聞こえる。しかし、「今、不妊治療中なんです」の一言が当たり前に言える社会が創れたなら、妊活中でも笑顔になれる回数が増えるのではないだろうか。不妊治療はデリケートな問題だから…と腫れ物に触るように接することなく、まずは周りが正しい知識を身につけていくことも優しいサポートになるはずだ。

文=古川諭香