「序盤から涙が止まらなかった」 ドラマ「透明なゆりかご」1話、産婦人科で描かれる命の物語に感動の声

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更新日:2018/7/30

 2018年7月20日(金)に、ドラマ「透明なゆりかご」の第1話が放送された。町の小さな産婦人科を舞台に描かれる命の物語は、「序盤から涙が止まらなかった」「命の儚さと重さを同時に感じられる」と反響を呼んでいる。

 同ドラマは、漫画家・沖田×華が実体験を基に手がけた漫画を原作とした物語。清原果耶演じる主人公・青田アオイは高校の准看護科に通いながら、由比産婦人科で看護助手のアルバイトを始めることになる。アルバイト初日、アオイは病院の前で妊婦と遭遇。妊婦は産婦人科が休診日だと知ると引き返そうとするが、アオイの目の前でお腹を押さえて倒れてしまった。

 妊婦は病院に運び込まれ、院長・由比朋寛(瀬戸康史)が診察することに。アオイも看護助手としての仕事をはじめ、別の患者のアウス(人工妊娠中絶)の処置を手伝う。初めて立ち会う中絶の現場にアオイは呆然としてしまうが、同じ日、同じ分娩室では出産も行われる。アオイは新しい命に生まれることが叶わなかった命を重ね、「命って、なんだろう」と密かに思いをはせる。

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 アオイが初日に出会った妊婦も無事に出産するが、父親は既に家庭を持つ男。結局男は子どもも母親も見捨て、彼女は1人で子どもを育てることに。失意のあまりはじめは赤ちゃんに目もくれなかったが、本能的に母親の手を握る姿を見て「こんな親でも、この子は私を必要としてるのかな」とつぶやいた。

 赤ちゃんは「健太」と名付けられ、母親と2人で元気に退院。しかし後日アオイは、添い寝中の事故で健太が死亡したという知らせを耳にする。あまりに残酷な現実に、視聴者からも「せっかくお母さんも元気になれたのに辛すぎ」「ほかのナースが『虐待かも』って噂するところ、胸が痛かった」「生まれて終わりじゃない、ってことを痛感させられる」と悲しみの声が相次いだ。

 「母の立場で見るとすごく共感できる」「映像がリアルで重みが違う」と、多くの女性から期待が寄せられている同ドラマ。アオイはこれからどんな経験を積んでいくのだろうか。