「子どもの作文への苦手意識」を和らげるコツって? 親の「3つの魔法の問いかけ」で表現力が豊かに!

出産・子育て

更新日:2018/8/20

 子どもの表現力を豊かにし、楽しく作文が書けるようになる『クレオとパトラの なんで ナンデ さくぶん』が2018年7月11日に発売された。

 作文が嫌い・苦手意識をもっている子どもは多い。しかし学校では「作文を提出→評価」という指導ばかりで、「何を書けばいいか分からない」「原稿用紙が埋まらない」という子どもの悩みを解決してくれない。

 これでは子どもの作文嫌いを克服するのは大変だ。親も、自宅でどう指導してあげればいいかわからない。

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 本書は、そんな「子どもの作文への苦手意識」を和らげる方法を学ぶことができる絵本だ。著者は朝日新聞のベテラン校閲記者の前田安正氏であり、楽しみながら学べる学習効果が高い絵本に仕上がっている。

 どのように作文嫌いを克服していくのかというと、親子で一緒に絵本を眺めながら親が子どもに「3つの魔法の問いかけ」をする。

 3つの魔法の問いかけというのは「みて みて み~て。なに なに な~に?」「いつだろ どこだろ だれがだろ。なにを どうしてどうなった?」「なんで なんで どうやって?」というものである。

 それぞれの問いかけでは、見て観察する力・論理的に組み立てる力・深く掘り下げる思考力を養うことができる。この親の問いかけに対する返事を、子どもが文章にして答えを書いていく。

 このようにして「親が質問→子ども答えを書く」というのを何度も繰り返すことで、子どもの観察力・思考力・表現力を高め、自分の言葉で書く力を自然と養うことができるのだ。

 単調だった子ども作文も、本書を読んで学ぶことで、驚くほど表現力豊かな文章へと生まれ変わる。気づいたら、子どもも作文が大好きになっているかもしれない。