260万→402万!? 年金の受給額は増やせる? 安心の老後を送るための「マネー術」

暮らし

2019/1/3

img01.jpg
『老後資金は貯めるな!』(長尾義弘/河出書房新社)

■人生100年時代に対応した「枯れない老後資金」とは

 60歳の時点で老後資金が100万円しかないとか、ゼロという人も多いかと思います。そんな家計では、老後の生活はとても安泰とは言えません。

 年金生活になるにしても、年金だけではとても生活ができない、それを補う資金もないという状態です。しかし、あきらめないでください、大丈夫です。まだ方法はあります。

『老後資金は貯めるな!』では、「60歳の時点で老後資金が100万円、夫婦の年金受給額は260万円」という家族の年金受給額を402万円までアップさせるというマネー術を掲載しています。

 老後の資金というのは、安全でしかもリスクが少ない「枯れないお金」を持つことが何より重要なのです。つまり、年金の受給額を増やすことです。

 本書では、そのための方法をいくつかのシミュレーションを交えながら解説。老後資金を貯めるのではなく、年金を増やすことによって、100歳でも一生安泰に暮らせるという方法を解いているのです。

■老後資金の準備は60歳から始められる

 一般的に、老後資金は、40代・50代から準備をしようと言われています。しかし現実問題、40代・50代というのは、住宅ローンや教育資金が重なり支出がもっとも多くなる時期。しかも、思ったほど給料は上がらないので貯蓄ができないというケースも多くあります。

 60代というのは、退職金などのまとまったお金が入ってくる時期です。だからといって老後資金のために、「運用しましょう!」といきなり言われても、投資経験のない人にとってはかなりハードルが高いです。下手に運用をしてしまって大事な老後資金を減らしてしまっては、それこそ取り返しがつきません。むしろ、そのお金は運用しないで、年金を増やすためのつなぎ資金として考えるべきです。

 たとえば、2000万円の老後資金があったとしても、それを毎年100万円ずつ取り崩しながら生活をすると20年しか持ちません。しかし、老後資金を使って70歳まで年金の受け取りを我慢すると年金は42%増えます。その増えた年金は一生涯受け取ることができ、安定した老後生活を送ることができるのです。

■年金を増やすことで老後の心配が消える!

「年金だけでは老後の生活費は毎月◯円の赤字になります」とよくいわれています。しかし、「月額の足りない分を、年金受給額を増やすことで解決する」というのが本書の考えです。年金は、増やすことができます。資金が何年もつかを心配する必要がなくなる、いくつかの方法を解説してあります。

 生活費として貯蓄を取りくずしていくと、お金が減っていく不安感がつきまといます。たとえば、ときには旅行へ行きたいけれど、資金が減ってしまうのが怖くて、楽しみを我慢する暮らしになってしまった…など。これでは晩年をエンジョイすることはできません。生活費は年金でまかなって、お楽しみには貯蓄を使うような暮らしが理想です。

【著者紹介】
長尾 義弘(ながお・よしひろ)

ファイナンシャルプランナー、AFP、日本年金学会会員。お金のしくみ、保険のカラクリについての得する情報を発信している。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。いくつかの出版社の編集部を経て、1997年に「NEO企画」を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生みだす。著書には『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『かんたん!書き込み式 保険払いすぎ見直しBOOK』(小社刊)、『コワ~い保険の話』(宝島社)、『保険ぎらいは本当は正しい』(SBクリエイティブ)が、監修には別冊宝島の年度版シリーズ『生命保険 実名ランキング!』(宝島社)などがある。