おしり、うんこに続き今度は“はなくそ”ブームが到来? フランス発の絵本『はなくそ だいピンチ!』が話題!

出産・子育て

更新日:2019/5/7

『おしりたんてい』や『うんこ漢字ドリル』など、少し下品なものをテーマにした作品が子どもたちの間で大流行している。「なぜ子どもは下品なものが好きなのか?」と考えると、“うんこは身近な存在だから”“大人が過剰に反応するから”などさまざまな理由が挙げられるだろう。本来はテーマにしづらいものだからこそ、子どもたちの好奇心を刺激する特別な魅力があるのかもしれない。

 そんな中、次は“はなくそ”がブームになろうとしている。2019年4月18日(木)発売の絵本『はなくそ だいピンチ!』は、フランスから国境を越えて日本にやってきた。

『はなくそ だいピンチ!』(マルジック&モリソー:著、ふしみみさを:訳/汐文社)

 フランスで子どもたちから大きな人気を集めていた同書は、特にはなくそにまつわる教育的な要素があるわけではない。物語は、はなくそたちが楽しく暮らす「はなくそむら」を舞台にはじまっていく。

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 ある日、はなくそたちは、荒れ果てた自分の家の前でたたずんでいる「コロコロじいさん」を発見する。するとコロコロじいさんは、娘夫婦と孫たちが誘拐されてしまったと泣き出した。はなくそたちが大騒ぎする中、「マルメルさん」の一家は「はなくそむらから引っ越したい」という気持ちを抱いてしまう。そして早々に荷物をまとめた一家は、安住の地を求める冒険に出るのだった―。

 同書は、はなくそたちのキャラクターデザインをはじめ、彼らが住む鼻の形の家、特徴的な色使い、物語の設定など、ユニークな魅力がたっぷりと詰まった一冊だ。また翻訳を担当した、ふしみみさを氏はフランスの作品を中心に楽しい絵本を多数紹介しており、小さい子どもたちが親しみやすい翻訳に定評のあるベテラン。日本とはまた違った海外らしい独特なセンスで描かれた同書は、子どもだけでなく大人も素直に楽しめるような不思議な力を持っている。

 ちなみに、はなくそがテーマの絵本は、幼稚園や保育園、小学校などでの読み聞かせでもかなり好評を博しているそう。おそらく『はなくそ だいピンチ!』も、子どもたちのハートをガッチリとキャッチするのではないだろうか。興味のある人は、ぜひ同書を手にとってみよう!