地震でガスが止まったら1番にやることは? 緊急用トイレの作り方からおすすめ非常食まで!『地震イツモマニュアル』

暮らし

更新日:2020/9/1

『地震イツモマニュアル』(編:地震イツモプロジェクト、絵:寄藤文平、監修:NPO法人プラス・アーツ/ポプラ社)

 地震だけでなく台風や豪雨でも役立つ備え方をイラストでわかりやすく紹介した『地震イツモマニュアル』(ポプラ社)の文庫版が、2019年8月2日(金)に発売された。

 同書は2007年に発行されたベストセラー『地震イツモノート』の実践版。特別なことをせず、“イツモの暮らし”によって万が一の事態に備えられる防災マニュアルとなっている。

 電気やガスは普段の生活には欠かせないものだが、巨大地震が起きた際には火災や感電などの被害を引き起こしてしまう危険性も。第2章「サバイバル×電気&ガス」では電気による二次災害を防ぐための方法や、自動的に電気を遮断してくれる感震ブレーカーについて取り上げられている。また家のガスが止まった際にガスメーターの状態を確認したり、自分の手で復帰させたりする方法についても詳しく紹介。

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 第3章「サバイバル×水」では、生きるために必要不可欠な“水”に関する知識をたっぷり掲載。災害時のトイレ事情や携帯トイレの使い方などがまとめられている他、携帯トイレがない時に便利な緊急用トイレの作り方を教えてくれる。

  第4章「サバイバル×キッチン」では、定期的に非常食を食べて買い足していく「ローリングストック法」などを紹介。この方法ならつねに新しい非常食を備えられる上、ふだんから食べているものだから家族それぞれの好みに合わせた食品を選ぶこともできる。

 第9章「本当に役立つ防災グッズ」では、様々なシチュエーションごとに防災グッズがまとめられて一覧になっている。安全が確保されるまで職場で待機できる「会社に置いておくグッズ」や犬や猫のための「ペット用グッズ」など、ライフスタイルに合わせた知識が得られるはず。

 他にも今からできる家具の転倒を防止する方法や、身のまわりのものでできる応急手当のやり方などの情報が満載。グーグルやアップル、東京ガスなどの企業が防災に役立つ情報を紹介するコラムも収められている。

 オビ裏を蛇腹に折ると、いつも持ち歩けるミニ防災マニュアルになるのも大きな魅力。もし大きな災害が起こっても慌てずに対処できるように、同書を手に入れて日頃から準備を進めておくのはいかがだろう?