「私もいっしょに失恋した気分」長谷川博己との別れを決めた川口春奈の姿に視聴者号泣/大河ドラマ「麒麟がくる」第8話

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公開日:2020/3/14

『NHK大河ドラマ・ガイド 麒麟がくる 前編』(著:池端俊策、監修:NHKドラマ制作班、編集:NHK出版/NHK出版)

 2020年3月8日(日)に放送された、ドラマ「麒麟がくる」の第8話。明智光秀(長谷川博己)に想いを寄せる帰蝶(川口春奈)の結婚が決まり、視聴者から「私もいっしょに失恋した気分」「引き留められない光秀の立場もつらい」と悲しみの声が相次いでいる。

 同ドラマの主人公は、多くの群雄と天下をめぐって争う智将・明智光秀。尾張の織田信秀(高橋克典)は美濃の斎藤利政(のちの道三/本木雅弘)と手を組もうと考え、和睦の条件として利政の娘・帰蝶を嫡男・信長(染谷将太)の嫁に迎え入れたいと申し出た。

 信長がどんな男なのか確かめるため、尾張まで足を運んだ光秀。獲ってきた魚を浜辺で売りさばく信長の姿を見て、光秀はこのまま帰蝶を嫁がせていいものかと思い悩む。光秀の帰りを待っていた帰蝶は、光秀に背中を押してほしいと要求。光秀が「尾張へ、お行きなされませ!」と告げると、「十兵衛が申すのじゃ。是非もなかろう」と嫁入りを受け入れる。

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 帰蝶の決断を知った利政は、光秀のおかげだと大喜び。その後帰蝶は光秀の元を去り、彼女の側にいた駒(門脇麦)も京に帰ることが決まる。光秀の見送りで屋敷を旅立つ日、駒は道中で「あまり長く送っていただくと胸が痛みます」と遠慮。しかし光秀は、峠道までと言い張って駒のそばを離れない。

 いよいよ峠道に差し掛かったとき、駒が口にしたのは帰蝶が去った日のこと。その日光秀は帰蝶を見送らず、書物の片付けに徹していた。「私よりも、帰蝶さまをこうやってお見送りしたかったのではありませんか?」と駒に問われた光秀は、「…そうやもしれぬ」と一言。駒は「そのことをお聞きしたかったのです」と言って光秀に別れを告げる。

 実は駒も光秀に好意を抱いており、帰蝶もそのことを知っていた様子。2人の女性が光秀の元を去っていく姿には、視聴者から「帰蝶さまも駒ちゃんも健気で切ない」「誰の想いも報われないなんて…」「別れを告げた2人の背中が美しくて泣ける」といった声が相次いだ。

 両家の和睦が話し合われてから、わずか2カ月足らずで決まった帰蝶の輿入れ。果たしてこの結婚は美濃や尾張に何をもたらすのだろうか。

■ドラマ「麒麟がくる」
放送日:毎週日曜 20:00~
出演:長谷川博己、本木雅弘、門脇麦、堺正章 ほか
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/kirin/