「友情って何なのか思わず考えこんじゃった」 ヤンジャン17号、『かぐや様は告らせたい』で描かれた早坂愛と“友達”の絆

マンガ

更新日:2020/4/2

『週刊ヤングジャンプ』17号(集英社)

 2020年3月26日(木)に、『週刊ヤングジャンプ』17号が発売。『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』第173話では、早坂愛と友人たちの関係性が描かれ「早坂さんの周りがいい人ばかりでよかった」「ちょっと切ないけどすごくいい話」と話題になっている。

 同作は、秀知院学園生徒会長・白金御行と副会長・四宮かぐやが“告白”を巡って駆け引きを繰り広げるラブコメディ。現在かぐやたちの学年は、修学旅行のため京都を訪れていた。かぐやの護衛を務める早坂は数人の生徒と班行動していたのだが、四宮家の後継者争いに巻き込まれ追われるハメに。助けを求められた御行も、早坂と一緒に京都を駆け回っている。

 早坂が自分を頼ってきたことに疑問を抱いた御行は、同じ班の女子たちは友達ではないのかと質問。すると早坂は、「あの子たちはお喋りだから、情報収集に都合がいい」とつぶやく。さらに「私には噂話を提供する代わりに情報を得ようとする汚い魂胆がある」と続け、そんな自分が好かれるとは思えないと打ち明けた。

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 早坂と御行が逃げている間、修学旅行中の女子たちは男女の噂話で盛り上がっている最中。しかし早坂と同じ班の女子2人は、昨夜見かけた早坂と御行の話を誰にも言わずにやり過ごす。2人と一緒に早坂を目撃していたかぐやは、「どうして話さなかったんですか?」と質問。すると2人は、「早坂は友達なんだから」「友人の噂 陰で広めるのはちょっとねぇ」と返した。

 自分には友達がいないと思い込んでいる早坂と、当たり前のように彼女を友達だといった女子たち。この対比には読者から、「何だよこの子たちいい友達じゃないか!」「早坂も心を開ける日が来るといいなぁ」「友情って何なのか思わず考えこんじゃった」といった声が上がっている。

 早坂の逃走劇に気づいていないかぐやの元に、早坂の母が登場。「私達の関係が始まったあの場所で待っていてください」という伝言を告げる。しかしかぐやは、“あの場所”がどこだか分からない様子。果たして早坂は追っ手を振り切りかぐやと再会できるのだろうか。

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『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』17巻(赤坂アカ/集英社)