「貯金を切り崩す」は間違い? ベテラン校閲記者が文章マナーを伝授する『失礼な日本語』

暮らし

2020/4/6

『失礼な日本語』(岩佐義樹/ポプラ社)

 誤字・脱字と日々格闘するベテラン校閲記者が文章マナーを伝授した『失礼な日本語』(ポプラ社)が、2020年3月11日(水)に発売された。

 読者からは「自分がもっていた知識の間違いの多さに驚きました。“貯金を切り崩す”が間違いだったなんて…」「ふだん知る機会がない日本語の知識が詰まっていて、読みごたえがありました」といった声が上がっている。

 メールや企画書、SNSや履歴書など、日常のあらゆる場面で言葉を使う機会はある。しかし知らず知らずのうちに誤字をしたり、文法的に不適切な言葉やつながりのおかしい文章を使ってしまっているかもしれない。

 そこで本書では「失礼な日本語」=「作法に外れた日本語」を避け、読みやすい文章を書くための基本をレクチャー。文法から敬語、誤解されやすい言葉まで、日本語に関する正しい知識が多数紹介されている。

 著者はウェブサイト「毎日ことば」や『サンデー毎日』の連載コラム「校閲至極」で言葉に関する文章を発表している、毎日新聞校閲センターの岩佐義樹氏。豊富な校閲経験をもとにした解説は「自分の日本語を採点してもらったような気分。あらためて言葉の意味や使い方を確認するきっかけになりました」「誤用についてハッキリと白黒つけて説明してくれるので、とても分かりやすい」「説明を聞くだけで、間違えやすい場所がどこなのか理解できるようになってくる」と高く評価されてきた。

『失礼な日本語』の「はじめに」には次のような一節も。「言葉のやりとりで最も重要なのは、相手を思う心です」と断言された上、「言葉は、人によってさまざまな受け取り方があることを心得たうえで、相手の立場や事情に思いを致し、状況に応じて表現を工夫することが大事です。そうしないと、伝わらない、失礼な日本語となってしまいます」という著者の想いが綴られている。

「もっと他人に伝わる文章を書きたい」と思ったことがある人は、ぜひ本書を手に取って“校閲のプロ”による解説に触れてみてほしい。

『失礼な日本語』
第1章 「綸言汗のごとし」 首相の言葉チェック
第2章 敬語は難しいけれど 畏敬か敬遠か
第3章 固有名詞の怖さ 誤りはこうして防ごう
第4章 いわゆる差別表現 理解と配慮があれば
第5章 イラッとする使い方 仲間内だけで結構です
第6章 「たが」の外れた文章 書き言葉は丁寧に
第7章 失礼ワード20選 誤解必至です

この記事で紹介した書籍ほか