あの人は何を読んでいる? 作家・評論家や読者のオススメ本を公開! 『コロナの時代の読書~私たちは何を読むべきか』

文芸・カルチャー

公開日:2020/6/1

 KADOKAWAによる読書ガイドプロジェクト「コロナの時代の読書~私たちは何を読むべきか」が、6月1日(月)から始動した。作家・評論家のオススメ本を文芸WEBマガジン「カドブン」で紹介し、さらに各ユーザーのオススメ本レビューを、小説投稿サイト「カクヨム」で募集する。

 神話の時代から人類は疫病とともにあった。ボッカチョの『デカメロン』は14世紀のペスト大流行が生んだ。トーマス・マンの『ヴェニスに死す』はコレラが忍び寄るヴェニスを描いた。ヘミングウェイやフィッツジェラルドはスペイン風邪の後に生まれた「失われた世代」だ。

 私たちは、これからウィズ・コロナ、ポスト・コロナを生きていかなれければならない。先人たちがどのように生きたのか、文学にはその記憶が刻まれている。

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 歴史の転換点だからこそ読みたい本、読むべき本をいまを生きる読者と共有したい。そんな思いからこのプロジェクトは企画されたという。

 作家・評論家が寄稿したオススメ本情報はもちろん、ユーザーにも推薦本を自由に投稿できる場を用意。これからの世界を生きるために携えるべき、本のガイドの完成を目指す。

 参加予定の作家・評論家・著名人は、赤川次郎、有川ひろ、冲方丁、恩田陸、海堂尊、桐野夏生、窪美澄、汐見夏衛、篠田節子、ドリアン助川、夏井いつき、姫野カオルコ、深川麻衣、夢枕獏。(著者五十音順・敬称略。順次掲載予定)

◆「コロナの時代の読書~私たちは何を読むべきか」特設サイト
https://kakuyomu.jp/special/entry/readingguide_2020

<みんなで作る読書ガイドについて>

■タイトル
カクヨム自主企画「みんなで作る読書ガイド」
いつだって本は未来への道標。読書で考える新型コロナウイルスとの共存。

■募集概要
カクヨムは、さまざまなWeb小説を無料で「書ける、読める、伝えられる」、KADOKAWA × はてな による小説投稿サイト。新型コロナウイルスと共存するこの時代に、ユーザーオススメの本の紹介レビューを募集。

■賞・賞品
特選レビュー(若干名):ダ・ヴィンチニュースにて掲載。BOOK☆WALKER GIFTコード 2000円分。
参加賞(20名):BOOK☆WALKER GIFTコード 500円分。

■応募要項:
・本企画には、自ら創作したオリジナルの紹介文のみ応募可能。
・本の紹介は1人1冊。シリーズ作品、上下巻作品、全集などは、まとめての紹介が可。
・本の紹介文は、400字以上2000字以内で投稿。
・ノンフィクション、小説、コミックなど紹介する本の種類は問わないが、現在電子書籍で購入可能な本が対象。
・メディアで紹介の際はレビューを一部抜粋や修正する場合あり。
・紹介文の内容は、日本語で記述されたもの限定。

■選考方法
KADOKAWA 文芸統括部が受賞作品を選出。

■スケジュール
応募受付期間:2020年6月1日(月)~ 2020年6月30日(火)23:59
結果発表:2020年7月中旬頃 発表 「コロナの時代の読書」特設サイトにて発表します

詳しい応募要項はこちら
https://kakuyomu.jp/