リヴァイはなぜ「心臓を捧げよ」と告げたのか? 注目を集めたハンジ・ゾエとの会話/別冊マガジン10月号『進撃の巨人』

マンガ

更新日:2020/9/25

別冊少年マガジン
『別冊少年マガジン』10月号(講談社)

 ※この記事には該当作品のネタバレを含みます。



 徐々に謎が解き明かされ、注目を集める『進撃の巨人』。2020年9月9日(水)発売の『別冊少年マガジン』10月号ではハンジ・ゾエの最期が描かれ、読者から「誰よりも最高にカッコいい死に様だった」と話題になっている。

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 ハンジの最期が描かれたのは、第132話「自由の翼」。同話では乗り込む予定の飛行艇が、銃撃を受けて傷ついてしまう。飛行艇を修理しようとした瞬間、山の方から巨人の姿が。飛行艇が飛び立つまでの時間を稼ぐため、ハンジは1人で巨人へと立ち向かうことに――。

 団員たちに「じゃあね みんな」と軽く挨拶をしたハンジだが、長い付き合いのリヴァイには「今 最高にかっこつけたい気分なんだよ」「このまま行かせてくれ」と切羽詰まった表情で発言。そんなハンジの胸に拳を当て、リヴァイは「心臓を捧げよ」と告げるのだった。

 調査兵団でよく使われる「心臓を捧げよ」という言葉だが、実はハンジが知る中でリヴァイがこの言葉を口にしたのは初めて。そのため読者は、「ハンジの最期にリヴァイから初めてこのセリフがでるって特別すぎでしょ」「元団長のエルヴィンにすら言わなかったのに…」と驚いたようだ。

 またラストページでは戦死した仲間たちと再会するハンジの姿が描かれており、「死んだ後に亡くなった仲間と再会するなんて描写、進撃で初めてじゃない?」「亡き仲間と青空と飛んでいった飛行艇の素晴らしい景色… 左下の血みたいな黒ずみだけが不穏だけど」といった声が上がっている。

 その姿は巨人の熱によって燃え尽くされてしまったが、最後まで戦い抜いたハンジに敬意を表したい。

進撃の巨人
『進撃の巨人』32巻(諫山創/講談社)