管理職は無能の集まり!? 話題の「ピーターの法則」を当てはめてみると…

ビジネス

公開日:2020/11/9

管理職は無能の集まり!? 「ピーターの法則」が的を得すぎと話題に

 世の中には数多くの法則がありますが、今回注目するのは「ピーターの法則」。会社で感じることの多い「なぜアイツが出世するんだろう……」という疑問は、この法則で解説できるそうです。

今いるポジションは「能力の限界値」を表している?

 2018年10月に放送された「林先生の初耳学」(TBS系)では、無能な人が出世するメカニズムについて紹介。例えば現場で成果を出したセールスマンでも、他のメンバーを管理する立場になると能力を発揮できないケースが多いそう。運よくその次のポジションに出世できたとしても、「お手上げ状態のまま」役職に居座り続けることに。結果的に管理職は、「能力の限界を迎えたことが露呈した人の集まり」となってしまいます。

 また無能状態となった上司が最も恐れるのは、有能な部下の登場。林先生は「無能な人(上司)が、自分を脅かす有能な部下を昇進させる? しないでしょ。だから、無能な人ほど出世するということになるんです」と、組織全体が悪循環に向かう理由を解説していました。

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「ピーターの法則」と呼ばれる組織論について、ネット上では共感の声が続出。「自分がその仕事についていけなくなるまで昇進するわけだから、今いるポジションは『能力の限界値』ってことになるよね」「一度昇進すると、逆に下のポストも埋まって戻ることもできないのか……」などの反響が寄せられています。

「現場」と「管理職」で求められる能力は異なるもの。出世基準に対しても「昇進させるかどうかは、現場の実績だけで決めるべきじゃない」「マネジメント力を測る別の基準があるといいのにな」といった意見は止まりません。しかし中には、「結局は『自分のことだけ』考えてるヤツはダメ。例え現場だったとしても、『チームや会社のため』っていう視点を持てれば必ず活躍するよ」とのコメントも上がっていました。

エナジーバンパイア型の上司に出会ったら?

「部下の成長を妨げる上司」は、組織にとってやっかいな存在ですよね。部下を酷使して自分だけのし上がっていくタイプは「クラッシャー上司」と呼ばれますが、それとは別に「周りのやる気を吸収するタイプ」の上司も多いとか。

「エナジーバンパイア」と呼ばれるこのタイプの上司には、「上司がとにかく愚痴っぽくて困ります。上がやる気を見せなくて部下たちがついていくワケないよね……」「保身が第一なのが見え見えの上司がいると、正直モチベーションがダダ下がりです。この組織にいても出世は阻止されるんだろうなって思ってしまう」と嘆きの声が相次ぐことに。

 また対処法を語る人もおり、「イエスマンになり過ぎるのは危険。例え指示だったとしも、自分で考えて判断した方がいい」「上司が愚痴を言ってきても、ある程度軽く聞き流そう。親身になって聞き過ぎると、ずっと聞かされることになるから」といったコメントが登場。

 配属部署や上司のタイプは、自分の力では選べないもの。もし組織がネガティブな状態に陥ったとしても、周りに流されないことが大切ですね。