「ウィルキンソン」は日本発の飲み物だった!? Twitter上で衝撃走る

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公開日:2021/4/30

「ウィルキンソン」は日本発の飲み物だった!?  Twitter上で衝撃走る

 横文字が使われている商品名やブランド名を見た際に、海外企業を連想する人は多いはず。しかし勘違いしやすいネーミングでありながら“実は日本生まれ”という意外な歴史を持っているブランドが、世間には数多く存在しているようです。

炭酸飲料「ウィルキンソン」の創業物語

 2019年10月、Twitter上で炭酸飲料を代表するブランド「ウィルキンソン」に関する話題が大きな注目を集めることに。そもそもの発端となった投稿では「まさかウィルキンソンを外国のブランドとは思ってないでしょうね」という文章と共に、兵庫県宝塚市付近が「ウィルキンソン」発祥の地だということが画像つきで説明されています。

 このツイートによって多くの人が衝撃を受けたようで、「完全にあの横文字とロゴに騙されてた…」「まさかのメイドインジャパン」「この年一番驚かされた情報かもしれない」などの反応が続出。また「ブランド名の響きからしてアメリカの会社だと思ってました」「イギリスのブランドじゃなかったの!?」といった勘違いを告白する声も上がっていました。

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 実際に「ウィルキンソン」の公式サイトを見てみると、「HISTORY」というページにてブランド誕生の歴史が解説されています。元々は1889年頃、英国から渡航したジョン・クリフォード・ウィルキンソンという人物が兵庫県宝塚市で炭酸鉱泉を発見したことがきっかけ。鉱泉水を分析したところ食卓用として優良だったことが分かり、翌年から瓶詰での販売が開始されたそう。

 ちなみにロゴの表記は当初「ウヰルキンソン」だったものの、1989年に「ウィルキンソン」に変更。現在は炭酸水の他、ジンジャエールやトニックウォーターなどの商品がアサヒビール株式会社によって製造・販売されています。

“実は日本出身”の有名ブランド

 海外生まれだと勘違いされがちなブランドは「ウィルキンソン」だけではありません。たとえば高級洋菓子ブランドの「モロゾフ」は、1931年に神戸のチョコレートショップとして誕生。ロシア出身のフィヨドル・ドミトリー・モロゾフ氏の技術を活かし、本物のおいしさにこだわったチョコレートを発売したのがブランドの原点でした。公式サイトによると、日本で初めて「バレンタインデーにチョコレートを贈る」というコンセプトの商品を作ったのも「モロゾフ」の功績だといいます。

 またファストフード業界には海外から進出してきた企業が多くありますが、「フレッシュネスバーガー」は東京・富ヶ谷で生まれた店舗。第1号店がオープンしたのは1992年のことで、素材や手作りにこだわる姿勢によって口コミで評価が高まり、その後フランチャイズ展開も大成功を収めていきました。

 他にもジーンズメーカー「EDWIN」やベッドメーカー「フランスベッド」など、“外国風”の看板を掲げたブランドは無数に存在する様子。普段利用している店舗について調べてみたら、実は国産ブランドだった…なんて経験もあり得るかもしれませんね。

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