「お前」呼びで退職!? 若者との距離感を保つために意識したい呼び方

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公開日:2021/6/17

「お前」呼びで退職!? 若者との距離感を保つために意識したい呼び方

「苗字」呼びの次に多かったのは……

 ベースメントアップス株式会社では2019年12月、社会人269名を対象にした「職場での呼び方についての調査」結果を発表。社会人が職場でどのように呼ばれているのかアンケートを実施したところ、「苗字」と答えた人が全体の74%を占めることに。性別や年齢を問わず誰でも呼びやすいことから、苗字で呼ぶ人が多いようです。

 次に多かった回答は「あだ名」の16%。親しみを感じやすいだけでなくコミュニケーションを取りやすくなる利点もありますが、調査報告では「あだ名呼びは呼ばれた方が傷ついたり、疎外感を感じる場合もあるので、一定のルールは設けた方が良いのではないでしょうか」と指摘していました。

 ちなみに「名前」と答えた人は9%、「フルネーム」との回答は1%という結果に。調査報告を受け、ネット上には「会社では苗字呼びが当たり前だと思うし抵抗感もない」「女性職員に対してのあだ名や『ちゃん』づけはセクハラって言われそう。気安くは呼べないかな」「職場の環境にもよるんじゃない? 男ばかりの会社だと呼び捨てのイメージだし」といった声が寄せられています。

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現代の若者は「お前」呼びに耐えられない?

 意外にも「名前」を上回った「あだ名」呼び。実は以前にも、ネット上であだ名呼びについて議論が交わされたことが。「距離感を保ち馴れ合いを防ぐため『さん』づけが好ましい」という声をきっかけに、「プライベートならまだしも、職場でのあだ名呼びは緊張感を欠く気がしますね」「常識の範囲内でならあだ名や略称で呼ぶのは親しみがあってアリだと思うけど」などの意見が寄せられました。

 また以前放送された「にけつッ!!」(日本テレビ系)では、出演者の千原ジュニアさんが吉本興業内で起きたエピソードを披露。新入社員が「辞める」と言い出したため上司が理由を尋ねたところ、「親にも『お前』なんて呼ばれたことないんです。お前なんて呼ばれ方する職場で働けないです」と返したそう。関西特有のノリとも言える「お前」呼びだけに、千原さんは「正直悪いけど(その新人社員は)吉本に向いてないと思う」と語っていました。

 円滑に仕事を進めるためにも、適度な距離を維持できるような「呼び方」を心がけたいですね。

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