「怒りモード」で仕事をする人は相手をパニックにさせ、巡り巡って損をする

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公開日:2021/6/25

「怒りモード」で仕事をする人は巡り巡って損をしてしまう

怒ってから正気に戻るまで3時間もかかる!?

 あるスポーツドクターはTwitterに、「僕がいちばんきらいなのは『とにかく怒る人』」というツイートを投稿。理由については「『あなたのために怒ってる』という論理を振りかざすが、実際は自分のため」「本当に相手のためであれば、『怒る』という手段をとらないだろう」とコメントしています。

 このツイートに共感した人は多く、ネット上からは「めっちゃ分かる。持論を押しつけてくるタイプは、かなり苦手」「憂さ晴らしで怒る人って結構いるよね。聞く身にもなってほしい」といった声が相次いでいました。

 他にも「怒りは相手の脳をパニックに陥れ理解力を低下させる」「身体が一度『怒りモード』になってしまうとニュートラルに戻るまで約3時間かかる」などのツイートが。このようなデメリットに対し、彼は「怒りに脳、身体、心、人生を支配されない意識が大切」と助言しています。

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考え方を変えるだけで身につくアンガーマネジメント

 怒りに負けない意識を鍛えるためには、一体何をすればよいのでしょうか。社会的に有名なアクションといえば、「アンガーマネジメント」が挙げられます。アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで生まれたとされている心理トレーニングのこと。個人で鍛えるのは難しそうですが、実は誰でも簡単にトライ可能です。

 アンガーマネジメントに詳しい「一般社団法人日本アンガーマネジメント協会」の公式ブログでは、怒りを鎮めるテクニックが公開されていました。アンガーマネジメントトレーナーの松島徹さんはブログ中で、「6秒×スケールテクニック」を使ったエピソードを明かしています。やり方は、6秒間で怒りの度合いをレベル分けするだけ。これにより自分の怒りを客観視でき、理性を取り戻せるようです。例えばイラッとした時は頭の中に温度計を思い浮かべ、怒りの熱さを10段階で計ってみるといいかも。注意点として、反射的に行動をとってはいけません。怒りのピークは6秒と言われているので、感情的ではなく理性的に行動するよう心がけましょう。

 仕事や私生活でイラッとしがちな人は、まず「6秒×スケールテクニック」からチャレンジしてみてはいかが?

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