要注意! 幽霊につきまとわれる人々の特徴とは?

マンガ

更新日:2012/9/3

 現在アニメも放映されている『夏雪ランデブー』(河内 遙/祥伝社)やドラマ化された『ゴーストママ捜査線』(佐藤智一/小学館)、映画化も発表された『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(岡田麿里、田中将賀/メディアファクトリー)など、幽霊が登場する作品はたくさんある。しかし、幽霊が見えているのは決まって主人公1人だけ。幽霊につきまとわれてしまう彼らに共通する特徴はあるのだろうか?

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 まず真っ先に考えられるのが、超がつくほどお人好しだということ。困っている人を見ると「かわいそうだな」「なんとかしてあげたいな」と思っちゃうタイプだ。
黄昏乙女×アムネジア』(めいびい/スクウェア・エニックス)の貞一は、過去の記憶をなくしてしまった旧校舎の幽霊・夕子と出会う。夕子に自分の死の真相を知りたいので手伝ってほしいと頼まれた貞一は、彼女の過去を知るために学校にまつわる怪奇現象を調べることになる。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のじんたんや『夏雪ランデブー』の葉月亮介、『ヒカルの碁』(小畑 健、ほったゆみ/集英社)のヒカルだってなんだかんだ言って幽霊のお願いごとを聞いてあげるのだ。頼まれたら断れない。幽霊はそんな優しい人をちゃんと選んでいるのかもしれない。

 また、マイナス思考になりがちだったり、弱り果てている人も要注意!
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のじんたんは、めんまや母の死、高校受験に失敗したことも重なって引きこもりがちになっていた。『夏雪ランデブー』の葉月は、片思いの相手である花屋店長・六花の亡き夫で幽霊となった島尾篤から何度も「体 貸してくれる?」と頼まれていたが、ずっと断り続けていた。しかし、六花から言われたひと言にショックを受けてやけ酒した彼は、とうとう篤に体を貸してしまう。落ち込んでいたり何もかもが投げやりになっているときは先のことなんてあまり考えていないのか、簡単に言うことを聞いてしまうようだ。

 そして最後は、その幽霊と共有できる何かがあるということ。
たとえば、『ゴーストママ捜査線』の“親子”や、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のめんまとじんたんの“幼ななじみ”のような生前からの絆がある場合。また『ヒカルの碁』の佐為とヒカルのように“囲碁”という共通の目的であったり、『夏雪ランデブー』の葉月と篤のように店長である“六花が好き”という気持ちでつながっている場合もある。確かに自分と似ている人や共鳴できる何かがある人でなければ、自分の存在に気づいてもらうのは大変かもしれない。

 さて、ここまで見てきて実際にこんなことが当てはまるという人はいるだろうか? そんなあなたはちょっと注意したほうがいいかもしれない。ひょっとすると、すでに幽霊にとりつかれてしまっているかも……?