【最新号レポ】『ゴールデンカムイ』「2人の愛を感じた」門倉とキラウシが互いを呼び合うシーンが尊い?/ヤングジャンプ46特大号

マンガ

公開日:2021/10/20

週刊ヤングジャンプ
『週刊ヤングジャンプ』46特大号(集英社)

※この記事は最新号の内容を含みます。ご了承の上お読みください。

 2021年10月14日(木)発売の『週刊ヤングジャンプ』46特大号では、『ゴールデンカムイ』第293話を掲載。門倉とキラウシ(シは小文字)の“あるやり取り”に対し、「2人の愛を感じた」「お互いの厄を追い払ってるようで尊い」といった反響が相次いだ。

 前話にて駆逐艦の砲撃に巻き込まれ、安否が定かでなかったキラウシたち。地面に伏したままの不穏な描写が描かれていたのだが、今回のエピソードで全員の無事が確認された。

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 中でも読者の注目を集めたのが、門倉とキラウシが呼び合うシーン。横たわるキラウシのすぐそばには門倉とマンスールの姿があり、門倉は「生きてるか 貧乏人」と目覚めたキラウシに呼びかける。すると門倉の姿をひと目見るなり、キラウシからは「尻の穴覗くニシパ(シは小文字)…」と返答が――。

 “貧乏人”“尻の穴覗くニシパ”と一見互いを罵り合っているように見えるが、じつはアイヌには赤ん坊に病魔が近寄らないようにわざと汚い名前で呼ぶ風習がある。6歳くらいになってようやくちゃんとした名前が授けられるそうで、アシリパ(リは小文字)もかつては「エカシオトンプイ(祖父の尻の穴)」と呼ばれていた。

 加えてキラウシが門倉に対して、「ニシパ(男性の敬称を表す言葉)」と呼ぶのは恐らく今回が初めて。今まで“門倉”や“肛門ほじりジジイ”などと呼んでいただけあって、SNS上では「初めてのニシパ呼びに感動…!」「2人の呼び方から信頼関係が感じ取れる」と話題に。このまま彼らには、戦地を生き抜いてほしいところだが…。

ゴールデンカムイ
『ゴールデンカムイ』27巻(野田サトル/集英社)