【最新号レポ】『名探偵コナン』「最後泣きそうになった」何も知らない少年の言葉がちょっぴり切ない…/サンデー48号

マンガ

公開日:2021/11/2

週刊少年サンデー
『週刊少年サンデー』48号(小学館)

※この記事は最新号の内容を含みます。ご了承の上お読みください。

 2021年10月27日(水)発売の『週刊少年サンデー』48号では、『名探偵コナン』新シリーズ解決編を掲載。ちょっぴり切ないラストに対し、読者から「最後の“爪楊枝”で泣きそうになった」などと反響が相次いだ。


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 同話では、伊達航が遺した未解決誘拐事件がついに解決。伊達の後輩である高木刑事が人質の子どもを救出し、事件は無事収束を迎えた。

 中でも読者の注目を集めたのは、高木刑事と外国人の少年・ジャンが対面した終盤のシーン。ジャンは今回の誘拐事件に巻き込まれた子ども・アランの兄で、弟を救ってくれたお礼がしたいとわざわざ彼らのもとへ足を運んだのだが――。

 辺りを見渡すなり、「爪楊枝の刑事さんは?」と尋ねるジャン。“爪楊枝の刑事”とは爪楊枝をよくくわえていた伊達のことであり、かつて2人は“アランを絶対助ける”と約束していたらしい。

 残念ながら伊達はその後交通事故で亡くなっているが、そうとも知らずジャンは「あの刑事さんが頑張ってくれたんでしょ?」と言葉を続ける。そして弟を助けてくれたお礼にと、ジャンが差し出したのは“爪楊枝”。高木刑事は「警察官はこういうのもらっちゃいけないんだけど…」「ま、いっか…」と前置きし、「ありがとう… 伊達さんに渡しとくよ…」と彼の厚意を受け取るのだった。

 SNS上でも「亡くなってることをあえて言わない高木刑事がまた…(泣)」「伊達さん、爪楊枝貰ってたら喜んだだろうね」と話題になった同エピソード。きっと天国にいる伊達刑事も、爪楊枝をくわえながら彼らを見ていたに違いない。

名探偵コナン
『名探偵コナン』100巻(青山剛昌/小学館)