【ネタバレ注意!】『タコピーの原罪』最終回、「おはなしがハッピーをうむんだっピ」2人の未来を願ったタコピーの“原罪”とは?/第16話 ジャンプ+

マンガ

公開日:2022/4/2

タコピーの原罪
『タコピーの原罪』上巻(タイザン5/集英社)

※この記事は最新話の内容を含みます。ご了承の上お読みください。

 2022年3月25日(金)、『少年ジャンプ+』の『タコピーの原罪』がついに最終回を迎えた。読者の間で「結局、タコピーの“原罪”とは何だったのか?」と疑問が浮かんだようで、SNS上に様々な意見があがった。


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 タコピーの身を賭した最後のタイムリープにより、まりなちゃんもチャッピーもまだ生きていた“あの頃”へ舞い戻ったしずかちゃん。もちろん彼女もまりなちゃんもタコピーのことを覚えていないが、しずかちゃんが何となく描いた“タコっぽい絵”をきっかけに2人はようやく言葉を交わし始める。

 するとどこからともなく「おはなしがハッピーをうむんだっピ」と声が聞こえてきて、その言葉を聞いた2人の瞳からは大粒の涙が流れ落ちた。そんな2人を背景に、「そうそうそれが いちばん大切なこと」「ぼくが忘れてしまっていた いちばん大切なやくそく」とタコピーのモノローグが綴られている。

 そして物語はタコピーの願った未来へと繋がり幕を下ろすのだが、結局タイトルの“タコピーの原罪”とは何だったのだろうか――。

 SNS上には物語の感想とともに様々な考察の声が上がっており、その中には「当事者同士で話し合いもせず、外野(タコピー)が一方的に助けてあげようとしたことが“タコピーの原罪”なんじゃないかな」「タコピーの原罪とは、“自分は人をハッピーにできる”という驕り高ぶった考え方そのものを指してる気がする」などと解釈する人も。

 毎週読者を惹きつけた本連載。そういった考察しがいのある謎も、『タコピーの原罪』の魅力なのだろう。