店舗飲食型アプリジャンルにおけるダウンロード数上位を占める回転寿司チェーンアプリ、30%以上を占める35~44歳の層が最多ユーザーで月平均2回の利用
Sensor Tower
公開日:2025/6/24
Dine-in Restaurants(店舗飲食型)ジャンルでもアプリ導入の事例が増えています。その中でも、回転寿司チェーンはアプリ化に積極的で、日本で人気となっています。同ジャンルのダウンロード数でもトップ5中3つを回転寿司チェーンアプリが占めており、35~44歳の層が最多ユーザーで月平均2回の利用がデータから確認できます。
デジタル化が進む回転寿司チェーン、店舗飲食型アプリダウンロード数トップ5中3つを占め、MAUでははま寿司とスシローが上位に新型コロナウイルス収束に合わせる形で、外食の機会が増えている方も多いでしょう。今やモバイル端末からの店舗検索、予約、クーポン利用などは、大手チェーンでは一般的になりました。中でも、回転寿司チェーンは、手頃な価格で自分のペースで食事をすることができ、日本で人気の外食スポットとなっています。
Sensor Towerのデータによると、過去3年間(2022年5月から2025年4月)の日本におけるDine-in Restaurants(店舗飲食型)ジャンルアプリのダウンロード数ランキングでは、トップ5中に3つの回転寿司チェーンアプリがランクインしています。
ダウンロード数トップの『はま寿司』(HAMAZUSHI)は、同期間に日本で800万近いダウンロード数を記録しています。回転寿司チェーンに限ってみると、『くら寿司』(EPG)が550万以上、『スシロー』(あきんどスシロー)が500万以上と続きます。いずれのアプリも、店舗検索、予約、メニュー確認などの基本機能は共通しています。
トップ5中に3つものアプリがランクインしていることからわかるとおり、回転寿司チェーンではアプリ化に積極的で、ユーザーにも支持されています。また、同期間の世界におけるDine-in Restaurantsジャンルアプリのダウンロード数ランキングでは、『スシロー』が2位、『はま寿司』が3位となっています。特に『スシロー』は、日本以外だと台湾や香港での人気が高く、この2つの市場で30%以上のダウンロードシェアを占めています。
日本で人気の回転寿司チェーンアプリのMAUでは、『はま寿司』と『スシロー』が上位に位置しています。Sensor Towerのデータによると、2022年5月から2025年4月までの日本におけるMAUでは、『はま寿司』と『スシロー』が頭一つ抜けており、同期間の平均MAUでは『スシロー』が100万以上を記録してトップとなっています。
スシローは日本に650以上(2024年9月30日現在)の店舗を持つチェーンで、対するはま寿司は620店舗(2025年3月期中間報告書より)となっています。
男女比5.5:4.5で35歳から44歳の層が最も多く、夕食時を中心に月に2回程度利用人気の回転寿司チェーンアプリのユーザー層はどうなっているのでしょうか。Sensor Towerのデータによると、日本で人気の回転寿司チェーンアプリのユーザーの男女比は、男性5.5:女性4.5でほぼ共通しています。年齢層でも共通しており、いずれのアプリでも35歳から44歳の層が最多で30%以上を占めています。
その他の年齢層でも共通していますが、『かっぱ寿司』(Kappa Create)では55歳以上の層が全体の20%を占めており、ほかの人気回転寿司チェーンアプリと比較しても多いことがわかります。
日本で人気の回転寿司チェーンアプリの滞在時間を見ると、ランチではなく夕食として利用されていることが多い傾向がわかります。Sensor Towerのデータによると、2022年4月から2025年5月までの日本における回転寿司チェーンアプリの時間帯別滞在時間を見ると、いずれのアプリでも18時台にピークを迎えています。
この前後の17時台および19時台の滞在時間においても、ランチ時の12時台を上回っており、夕食時に回転寿司チェーンがよく利用されていることがわかります。
また、アプリの使用頻度から月にどれぐらい回転寿司チェーンを利用しているかがわかります。Sensor Towerのデータによると、2022年5月から2025年4月までの日本における回転寿司チェーンアプリの月間使用日数は、いずれも1回/月が最多で60%前後となっています。
各アプリとも、月間平均使用日数は約2日/月となっています。ここまでのデータをまとめると、日本で人気の回転寿司チェーンの利用者は、男女比5.5:4.5で35歳から44歳の層が最も多く、夕食時を中心に月に2回程度利用していると言えます。
Sensor TowerのApp Performance Insightsのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測はApp StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。
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