【うなぎの寝床】第12回もんぺ博覧会 八女店舗・旧丸林本家にて7月24日(木)より開催!
株式会社うなぎの寝床
公開日:2025/7/10
新登場「あべこべ久留米絣」MONPE、さらに総勢1,700本のもんぺを八女店舗にて販売
地域文化商社うなぎの寝床(福岡県八女市)は、「第12回もんぺ博覧会」を旧丸林本家にて7月24日(木)~8月3日(日)の期間に開催いたします
2011年から続くもんぺ博覧会は今回で12回目。今年は会場ごとに展示や商品を企画し、久留米絣だけではなく、他の「絣産地」のことや、もんぺも含めたものづくりのあり方についてもお客さんも一緒に考えられるように計画してきました。そして、今回のもんぺ博覧会は、うなぎの寝床の始まりの地であり、久留米絣の産地である八女にて開催。八女会場では、久留米絣の、産地のこれからを考えるための企画を進めています。産地である八女に足を運んでもらい久留米絣を感じてもらったり、産地でつくりてや関わる人たちと久留米絣を深く考える会にしていきます。
総数1700本のもんぺをずらりと並べて、お待ちしております。
また、壁紙ブランド「WhO(フー)」とのコラボMONPEも新登場。そして、久留米絣をテーマに共同で制作した壁紙の展示も行います。既存の久留米絣の枠を超え、「壁紙」という久留米絣とまったく異なるプロダクトだから表現できたこと、そして、久留米絣の本質的な価値とは何かを一緒に感じてもらいたいです。
引き続き、もんぺ博覧会から派生した「もんぺ巡業」という形で、日本各地の様々な地域においてイベント開催準備を進めています。色柄豊富に、多種多様なもんぺを揃えてお待ちしております。各会場に足を運んで、穿き比べ、久留米絣の着心地を体感してください。
詳細はこちらから:https://unagino-nedoko.net/archives/56368/
【イベント詳細】第12回もんぺ博覧会 八女・旧丸林本家
会期:2025年7月24日(木)~8月3日(日)
時間:10:00~19:00
店休日:期間中は休みなし
会場:うなぎの寝床 旧丸林本家(福岡県八女市本町267)
八女 旧丸林本家のもんぺ博覧会・みどころ
【その1】
総数1700本のもんぺが集合!織元4軒(下川織物・野村織物・坂田織物・丸亀絣織物/順不同)とうなぎの寝床の合計5社の多種多様なもんぺが揃います。
うなぎの寝床では、幅広い層のお客様に日常的に「久留米絣」をお楽しみいただけるよう、はじめての方にも穿きやすい無地のもんぺから、カラフルポップな柄、伝統的な古典柄、国内外のアーティストとのコラボデザインの久留米絣まで、多種多様なもんぺを展開します。また、久留米絣の特長をより体感していただくため、これまで日本全国の様々な織物産地の生産者とコミュニケーションをとりながらつくってきた、久留米絣以外の生地をつかったもんぺも同時に展開予定です。
4軒の久留米絣織元のもんぺも、生地や形はさまざま。個性溢れるそれぞれのオリジナルもんぺを一堂に見ることができる貴重な機会です。
【その2】
インテリア内装材・壁紙ブランド「WhO」とのコラボMONPE登場!
久留米絣をテーマに壁紙と久留米絣の生地を作成、デザインテーマは「あべこべ」
今回、地域文化商社として、「久留米絣」をさらに広く知ってもらい伝えていくために何ができるのかを考え、インテリア内装材・壁紙ブランド「WhO」と久留米絣をテーマに壁紙と、久留米絣の生地を作ることにしました。「WhO」は、表現の場としての壁紙に着目し、さまざまなアーティストやデザイナーと空間と素材の関係を探求。
「WhO」と共に生地製造に取り組むことで、既存の「久留米絣」の枠を超えて、壁紙という久留米絣とまったく別物だからこそ表現できること、新たに久留米絣と接点を持つ機会や場面を作ること、さらに、久留米絣を久留米絣だけに留めるのではなく、新たな視点を持って、あえて異なるプロダクトと交わらせることで、これまでにない価値や可能性を見出していけるのではないかと考えました。
今回のデザインテーマは「あべこべ」
久留米絣の現場を訪れる中で、壁紙と久留米絣のデザインを担った、テキスタイルを中心に活動するデザインユニット「pole-pole」が生み出した言葉です。「新しいデザインではなく、大切なデザイン」をコンセプトに活動する「pole-pole」が、久留米絣の本質的な魅力や価値を表現するために、絣特有のゆらぎに独特な面白さと不思議な違和感を覚えたことから、つくりてへのリスペクトを込めてデザインしています。
WhO(フー)について:
「WhO(フー)」は、より美しく、より愛され、より良い空間を目指し、新しい表現を模索する人のために2015年に立ち上げた壁紙ブランドです。2016年にはグッドデザイン賞を受賞。空間デザイナー目線で制作されたパターンや、多様なフィールドで活躍するクリエイターによるデザイン、プロダクトやサービスなど国内外問わずさまざまなブランド・企業とのコラボレーションから生まれたデザインなど、現在では3,000点を超える個性的で表情豊かなラインナップが揃います。
pole-pole(ポール トゥ ポール)について:
“新しいデザインではなく大切なデザイン” このコンセプトを基にテキスタイルデザイナー達によって結成されたデザイン会社。多種多様の企業、工場と一緒にデザイン制作や素材開発、商品企画を行っています。また、企画・制作したオリジナルのテキスタイルを発表する展示会 “pole-pole textile labo”を定期的に開催。
【その3】
WhOをはじめ、久留米絣の織元、うなぎの寝床が一堂に会し「久留米絣を考える意見交換会」開催
「壁紙制作を通して見えたこと」
もんぺ博覧会 八女会場の初日である7/24(木)14時より、八女市の横町町屋交流館にて今回の壁紙制作に関わってくれた久留米絣の織元、WhO、うなぎの寝床による「意見交換会」を開催予定しています。壁紙を作るにあたって、実際に久留米絣の工房を訪ねたり、話を聞いたり、その後デザインで関わってくれているpole-poleも含めて、壁紙で何を伝えられるのか、久留米絣の本質的な価値とは何だろうかと話してきました。
この意見交換会では、今回の取り組みについて、さらに、久留米絣を壁紙や他のプロダクトと交わらせることの可能性、そもそも久留米絣とは?など、取り組みを通して感じたことや思ったことなど意見を交わします。久留米絣の何を残し、何を変えてもよいのか。産地の中の人、外の人、いろんな視点を持った方々と意見交換したいと考えています。久留米絣に関わる人もそうでない人も、地域の人も、ものづくりに関わる人も、行政や建築関係、会社の壁紙にどうかと思ってくれる方なども、どなたでもご参加いただけます。
意見交換会にご参加いただき、「久留米絣って何だろう?何ができるだろう?」を一緒に考えてみませんか?
タイトル:「壁紙制作を通して見えたこと」
日時:7/24(木)14時~
会場:横町町屋交流館(福岡県八女市本町94)
費用、申込予約:不要
参加者(登壇者):近藤浩正(WhO)、野村周太郎(野村織物)、坂田和生(坂田織物)、丸山重俊(丸亀絣織物)、
富永潤二(うなぎの寝床)/ 予定
意見交換会詳細は、こちら:https://unagino-nedoko.net/archives/56403/
地域文化商社うなぎの寝床について
うなぎの寝床は、福岡県八女市を拠点に2012年7月に創業しました。地域に伝わる歴史や文化を独自に研 究し、現代において経済的・社会的につないでいく仕組みを見出す「地域文化商社」です。次世代へ継承し ていくべきであろう「地域文化(ものづくり、まちづくり、食文化など)」の価値を見立て、社会とコミュニケーションを取れる商品・サービスを構築し、それが浸透していく仕組みを整えます。社内だけでなく、 つくりて(生産者)、つなぎて(地域文化商社)、つかいて(生活者)、そしてその先にある地域資源や自然 も含めた生態系をつなぎます。つくりてとつかいてを結ぶ場を、福岡県八女市に2店舗、福岡県福岡市に2 店舗、そして愛媛県大洲市に1店舗設けています。また、オンラインショップ運営や、メーカーとして久留 米絣のMONPEを中心としたUNA PRODUCTSの製造・販売も行っています。グループ会社のUNAラボラトリーズ では、宿泊施設「Craft Inn 手【té】」、ツーリズム、出版業を手がけ、潜在化している本質的な 地域文化を探求し続けています。