世界中で165万部の大ヒット! はしゃぎすぎる子どもがすーっと落ち着く、話題の「呼吸セラピー絵本」の最新刊

出産・子育て

公開日:2022/9/15

 うちの子、元気なのはいいけれど、はしゃぎだしたら止まらない、興奮しすぎて手がつけられない! そろそろ寝る時間なのに、テンション高くて眠れない。そんな毎日に親はヘトヘト……。「しずかにして!」「ちょっと、おちついて!」とつい叱ってばかりで自己嫌悪。

 そんな悩めるママやパパにおすすめしたい本が、ユニコーンの子ども「ガストン」が主人公の絵本『はしゃぎすぎたら やってみて!』(オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ:文・絵、垣内磯子:訳/主婦の友社)です。

はしゃぎすぎたら やってみて!

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フランス発・子ども向けの感情コントロール法

 本書で紹介している子どものための呼吸法は、フランスの児童心理学者が提唱している方法。絵本をつかって、感情コントロールについて親子で学びます。20言語以上に翻訳され、世界中にひろがっており、多くの家庭で、子どもが自分の感情を表現して伝えるよう教えられているのです。

 むずかしいことはさておき、「いっしょにやってみて!」と、すぐにはじめられるのも呼吸セラピーのよいところ。まずは、いまの気分をお天気にたとえるところからスタート。

「いま、どんな気分?」 まずは気持ちをお天気にたとえる

はしゃぎすぎたら やってみて!
きょうのガストンは、はしゃぎたくてしかたない!

【こころのなかで太陽がピカピカ】

 子どもが伝えやすい方法で、感情を表現。「きょうは、お天気にたとえるとどんな気分?」と、本を見ながら、子どもに聞いてみましょう。

【雨がふってる……】【くもってる】【晴れてる】

 そんなふうに答えてくれたら、「悲しいことがあったのかな?」「なにか心配ごとでもあるのかな?」と、子どものモヤモヤした気持ちをキャッチできそうです。

こころのなかのエネルギー、じょうずにつかえる呼吸法

 本書で紹介しているのは、興奮して、はしゃいじゃうとき、こころにあふれるエネルギーをじょうずに使える4ステップの呼吸法です。

はしゃぎすぎたら やってみて!

はしゃぎすぎたら やってみて!

【4ステップの呼吸法をやってみよう】

 はなから息を吸って、はしゃぎたい気持ちを「ふーーっ」。

 これを3回くりかえします。絵本では、興奮した気持ちを「赤いバネ」にたとえていて、体のなかにある「赤いバネ」がはねないようにイメージしながら呼吸をしています。するとバネが青に変わり、気持ちがおちついて、いい気分になったガストン。

 バスケットボールのシュートに集中したり、ママのお手伝いをしたり、みんなの役にたってごきげん。

 気持ちがざわざわするとき、おちつかないとき、大人にも効果的な呼吸法。子どもといっしょに、「ふーーっ」と息をはいてリラックス。怒りたい気持ち、イライラがおさまって、おだやかな気持ちになることでしょう。

はしゃぎすぎたら やってみて!

おうちで、幼稚園・保育園で、読み聞かせに

 これまで呼吸セラピーを試したママやパパからは、「気持ちがすーっとやわらいだ」「子どもの気持ちにもっと寄り添いたくなった」「自分自身も呼吸法で気分転換できるようになった」と好評。保育園や幼稚園の読み聞かせでも使われて、全国で愛されているガストンシリーズです。

[シリーズ好評既刊]

はしゃぎすぎたら やってみて!

「ガストン呼吸セラピー絵本」特設ページには、読み聞かせ動画や、幼児教育関係者のインタビューも掲載されています。
https://tomobooks.com/p/gaston/

•著者略歴
【文・絵】
オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ
パリ第3大学で児童心理学に主眼をおいた情報とコミュニケーションに関する修士号を取得。10年間アニメ制作に携わったのち、児童書の作家としてガストンシリーズでデビュー。ソフロロジーによるセラピーのメソッドを学び、教育機関などでワークショップなども行っている。

【訳】
垣内 磯子(かきうちいそこ)
東京都出身。早稲田大学仏文科卒業。詩人としてデビューし、絵本・童話作家、翻訳家として活躍。早大小野梓賞、サンリオ詩とメルヘン賞などを受賞。詩集に『春の通信簿』、絵本に『よるのとこやさん』など多数。

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