鈴木愛理×片寄涼太(GENERATIONS)出演ドラマで話題の原作! 推し活女子が一度は夢見る“もしも”の世界が現実に…!?

マンガ

PR公開日:2023/10/18

推しが上司になりまして
推しが上司になりまして』(森永いと:漫画、東ゆき:原作/DPNブックス)

 アイドルやミュージシャン、K-POPアーティストに俳優。はたまたマンガやアニメ、ゲームのキャラクター…。多彩なジャンルに及ぶ特定の人物を、応援・布教する“推し活”文化が盛り上がりを見せている。若者から始まったこの文化は最近では年齢を超えて広がり「国民一億総“推し活”社会」となりつつある(と言えるかもしれない)。だが、この“推し”に対する感情はちょっぴり複雑なこともある。

 そんな難しい“推し活”を嗜む女性にとって決して他人事ではない、文字通り心臓がもたないドキドキ満載の物語。それが現在ドラマも絶賛放送中の、マンガ『推しが上司になりまして』(森永いと:漫画、東ゆき:原作/DPNブックス)だ。

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 推しに関する話題で時々挙がる「推しって(彼氏彼女として)付き合いたい存在なのか?」という質問。しかし推し活をする人、特に女性の中でこれに「はい」と即答できる人は、意外と少数派だろう。推しは私たちにとって基本的に雲の上の存在で、もし身近にいたら…という仮定の話を考えたことがある人も多いかもしれないが、それは所詮「もしも」の話にすぎない。推しはあくまで遠くから眺めるもの。もちろん推しのことは大好き。だけど自分が関わるなんてとんでもない! そんな一筋縄ではいかないのが、複雑な“推し活”心だ。それでも、ひょんなことから推しと身近な接点ができ、なおかつ推しから好意を向けられたら…!?

 本作の主人公・中条瞳は、アニメ・マンガ原作の舞台に出演する2.5次元俳優・桐生斗真を全力で推すアラサー会社員。彼の舞台へ足を運び、推し活を満喫する瞳だが、公演のラストで彼女に待ち受けていたのは、なんと推しの引退宣言だった――。

推しが上司になりまして

推しが上司になりまして

 宣言から間もなくあっさりと彼は表舞台から姿を消し、瞳は絶望のどん底に。日々の生きる気力を失い打ちひしがれていたが、そんな瞳の職場にある日、新たな上司がやってくる。周囲のスタッフが彼を見てイケメンだと沸き立つ中、それでも瞳は悲しみにくれたまま。しかし次の瞬間彼女の耳に届いたのは、どこかで聞き覚えのある声。思わず顔を上げると、目の前にあったのはなんと最愛の推しの姿…!

推しが上司になりまして

 しかし“桐生斗真”だったはずの彼は、自らを“高城修一”と名乗る。そっくりさんかと思うものの、どう見ても間違いなく推し本人。舞台俳優ではなく一般人として目の前に現れた推しは、瞳の混乱など意に介することなく上司に。彼女にとってあまりにも刺激の強すぎる推しとの日々は、こうして幕を開けるのだった。

 本作の一番の見どころは、推し活をする女性にとって共感どころ満載の主人公・瞳の存在だ。推しを持つ人なら誰しも一度は憧れる夢のようなシチュエーション。だが、それをなかなか素直に受け入れられない瞳の行動や発言は思わず共感してしまうものばかりだろう。

 推しには緊張で塩対応になる一方、同僚にはいつも通りだったり、仕事を褒められても喜びに直結せず、「推しの足を引っ張らない」ように頑張ったり…。頼み事も「好きだから」「困り顔にときめく」というわけではなく、「彼に困った顔をさせるわけにはいかん!」という正義感(?)で引き受けてしまうのだ。

推しが上司になりまして

推しが上司になりまして

 王道のラブストーリーからは少しズレた展開でありつつも、推しのいる人にとっては「その気持ち、わかる!」「私もたぶんこうなりそう…笑」というポイントがたくさん。だからこそ、普段あまり恋愛マンガやラブコメは読まないんだよな…という人でも、すんなりストーリーを楽しめてしまうこと間違いなし!

 マンガのみならず主演・鈴木愛理×共演・片寄涼太(GENERATIONS)で実写ドラマ化もされている本作。実際にふたりが動く姿を見て、ますます解像度も上がること間違いなし!

 原作マンガとドラマ、ぜひお好きな方の世界観で、本作の”じれキュン”っぷりを存分に楽しんでほしい。

文=ネゴト/ 曽我美なつめ

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