ファン歓喜! 紅緒と少尉が帰ってきた! 映画『劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』公開!

アニメ・マンガ

2017/11/18

『劇場版 はいからさんが通る 前編 〜紅緒、花の17歳〜』
11月11日公開
ワーナー・ブラザース映画配給
(C)大和和紀・講談社/劇場版「はいからさんが通る」製作委員会

 1975年から2年間『少女フレンド』に連載された、歴史マンガの名手・大和和紀による大正ラブコメディの決定版『はいからさんが通る』。舞台はロマンあふれる大正時代の花の東京。明るく元気な女学生・17歳の花村紅緒と、イケメンの帝国陸軍少尉・伊集院忍は、祖父母の代からの許婚。当初紅緒は決められた運命に反発するが、やがて二人は真剣な恋に落ちる。しかし、少尉のシベリア出征を機に、二人の恋は歴史のうねりに翻弄され、ドラマチックな別離と再会を繰り返すことになるという壮大なラブストーリーだ。

 現在まで読み継がれているコミックスは累計1200万部を突破。メディアミックスの原作としても、テレビアニメ、実写映画(南野陽子主演。少尉役の阿部寛の映画デビュー作でもある)、テレビドラマ、舞台(この10月には宝塚花組公演としても登場!)など、少女マンガとしては、他に類を見ないほど幅広いジャンルに展開され、長く愛され続けている作品だ。

 とりわけ昔からのファンには、78年に軽快な主題歌とともに、全42話で放送されたテレビアニメが印象に残っているのではないだろうか。そんなファンに、今年朗報がもたらされた。ついに、原作のラストまでをはじめてアニメで描く、待望の劇場版が公開されることになったのだ。しかも、今回は原作者の大和和紀自身が制作に関わり、シナリオから解釈のアドバイスをするなど、話し合いながらまとめていき、満足できる映画になっているという。

 ダ・ヴィンチ本誌のインタビューで大和和紀はこう語っている。

「誌面上のマンガは無音の仕事なので、音は心の中の再現ですが、アニメでは絵に命を与えるのは、声や音楽だなと思いました。声優さんたちがそれぞれすばらしくて。まず主人公の早見沙織さんがとても良くて、宮野真守さんも見事に少尉そのものでしたね。なるべく、もともとの読者を裏切らないように、と制作したつもりなので、そのへんを楽しんでいただければありがたいと思います」

 映画は前後編で制作され、11月11日より前編の「紅緒、花の17歳」が公開。「後編 花の東京大ロマン」は2018年公開予定だ。前編では、紅緒と少尉の出会いから、恋が育っていく様子、そして、二人が離れ離れになる少尉のシベリア出征までが描かれる。笑って泣いて、胸がときめくエピソードの連続だ。紅緒をとりまく魅力的な男性たちに、宮野真守(伊集院忍役)、梶裕貴(紅緒の幼なじみ・藤枝蘭丸役)、櫻井孝宏(紅緒の上司・青江冬星役)、中井和哉(少尉の部下・鬼島森吾役)という、人気実力ともにお墨付きの男性声優たちが配されているところも見逃せない。ぜひ劇場で、ロマンチックな波乱万丈の恋物語にときめいてみてはいかがだろうか。

 また、原作の『はいからさんが通る』の新装版が、2016年に迎えた大和和紀画業50周年を記念して全8巻で発売されている。各巻の巻末には、山岸凉子との対談(1巻)、安野モヨコ(2巻)、磯山晶(3巻)、西炯子(4巻)、トミヤマユキコ(5巻)、海野つなみ(6巻)、大森美香(7巻)による解説、河原和音インタビュー(8巻)、という豪華執筆陣による特別寄稿を収録。ファン必携の新装版となっている。

劇場版アニメーション『はいからさんが通る』公式サイト
http://haikarasan.net/

文=波多野公美