にゃんとも楽しい猫の辞典、「現代“にゃん語”の基礎知識」 記念出版だにゃ!

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2017/12/14

 新語・流行語大賞でおなじみの『現代用語の基礎知識』(自由国民社)が創刊70周年を記念し、『現代にゃん語の基礎知識2018』(現代にゃん語研究会/自由国民社)を刊行した。猫を溺愛するバカ飼い主でもある私にとってはこの上にゃいビッグニュースである。にゃんこを飼う方ならお分かりいただけるだろうが、にゃんこのお世話には不安要素が尽きない。自分でも呆れるほど心配性になってしまうのだ。たとえば、「いつもと違う鳴き方をしているけど病気じゃないか?」だったり、「これは食べさせても問題ないのか?」だとか。そんな猫を溺愛する飼い主さんたちに持って来いなのがこの『現代にゃん語の基礎知識2018』である。本書にはにゃんこにまつわるありとあらゆる用語、ならぬ“にゃん語”が辞書形式で収録されており、検索の利便性もバッチリだ。ありあまる愛情を抑えきれぬ猫主さんも、一家に一冊これがあれば安心である。

 私の感想としての本書の第一の特徴は、辞書としての機能が非常に優れている点である。そして、いちいち可愛い。たとえば、「元気な猫のための食事&おやつ」の章では、「かつおぶし過剰摂取の危険性」や「猫草」「マタタビ」「猫用ミルク」などたくさんの猫のお食事に関するにゃん語が解説されている。そのような形で、「猫の習性と、かわいい&不思議なポーズ」「猫の健康と病気」など、全7項目にそれぞれのにゃん語がつめこまれている。挿入された絵や写真も実に可愛い。「ごめん寝」の解説のページがこちら。

 こちらは、苦労している飼い主さんも少なくないであろう「爪切り」の解説ページ。

 また、各項目の間に挿入されているコラムやイラスト図解も実に情報が豊富であり、中には「猫と人間の老後」など非常に考えさせられる問題提起もある。世界中の猫さんの幸せを願う本書編集部の真摯な気持ちと深い愛情がひしひしと伝わってくる。イクメンならぬ“イクニャン”についての考察記事など、「イマドキ」のにゃんこに関する雑学も興味深く、また、可愛くて分かりやすいイラストによる解説「猫の気持ちはしっぽと姿勢でわかる!」なども、猫を飼ううえで大変参考になる資料だと言えよう。

 ここまで「猫を飼っている者」としての立場から本書をご紹介してきたが、本書は「初めてにゃんこを飼う予定の人」「いつの日か猫ちゃんを迎え入れたいと思っている人」にも強くお勧めできる仕様になっている。巻末には「知っておきたい猫とお金」などのコーナーも充実しており、ここでは月々にかかるキャットフードなどの費用や医療費についても細かく解説されている。ペットを一度家族として迎え入れたのならば、責任をもって幸せな生涯を送らせてあげるのが飼い主の義務。そういったことをしっかりと考えるための資料としても本書は非常に役立つ一冊だ。

文=K(稲)