お風呂の汚れが落ちないのは“専用洗剤”への過信が原因!? お掃除マニアも絶賛する「茂木和哉流」汚れ落とし術

暮らし

2017/12/26

『茂木和哉 落ちない汚れをラクに落とす掃除術』(主婦と生活社)

 掃除マニアに多くのファンを持つ洗剤ブランド「茂木和哉」。開発者本人の名前がデカデカとレタリングされた渋めのパッケージ、ホームセンターなどで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

 商品の生みの親であり、洗剤エキスパートとしても活躍する茂木和哉さんのお掃除ノウハウが詰まった一冊『茂木和哉 落ちない汚れをラクに落とす掃除術』(主婦と生活社)が、年末の大掃除期を前に上梓されました。

 換気扇の油汚れや排水口のヌメリ、お風呂のカビなどの汚れが落ちにくいポイントも、この「茂木流」を使えばツルンとキレイに。ちなみに「茂木流」と言っても、洗剤「茂木和哉」を使う必要はナシ。よくある洗剤で、効果的に汚れを落とす方法が伝授されているから良心的です。そこで本書から「茂木流」お掃除術の一部を紹介します。

■「お掃除じゃんけん」を知っていれば、家の汚れは5種類の洗剤ですべて落ちる!

 グーに勝つのはパー、パーに勝つのはチョキ……みなさん知っていますよね。洗剤エキスパート・茂木さんにとって、汚れ落としは“あと出しじゃんけん”と同じ。戦うべき3種類の汚れ(「油汚れ」「水アカ汚れ」「生き物汚れ」)に対し、それぞれの勝てる手(洗剤)さえ知っていれば、必ず勝てるものなのだとか。

▲『茂木和哉 落ちない汚れをラクに落とす掃除術』p.27より

 パッと見で難しそうな印象を受けますが、どれもパッケージ裏に品名(洗浄剤・漂白剤など)や液性(酸性・アルカリ性など)として必ず書いてあるというから、意外と簡単にチェックできそうです。

■一度のお掃除で汚れが落ち切らない原因は“専用洗剤への過信”にあるかも……

▲『茂木和哉 落ちない汚れをラクに落とす掃除術』p.79より

 コンロは水アカ汚れ・コゲ、シンクの排水口あたりは生き物汚れなど、同じキッチンの汚れでも、実は部分ごとに汚れの種類が違うことが分かります。「一生懸命掃除しても、いまいちキレイにならない原因は、専用洗剤への過信があ

るかもしれません」と茂木さん。とは言え、「キッチンの油汚れ用」「排水口用」と洗剤の種類を増やしても、今度は管理と収納が大変になりますよね。

 茂木流では、場所別でなく、汚れ別で洗剤を使い分けるので、5種類の洗剤だけでキッチン、お風呂……と家中を掃除することができるのだとか。

 ちなみに、洗剤も“鮮度が命”。光や温度で成分が分解されやすいものあるので、たとえ未開封でも半年を目処に使い切る方がいいそうです。なおさら洗剤の種類は少ない方が良さそうですね。

■レンジフードや網戸などの“大物汚れ”も、家にある洗剤と道具でピカピカに

 本書では、プロに頼むと数万円かかるような換気扇・レンジフードのこびりついた汚れも、市販の洗剤と家にあるグッズ(ダンボール箱や古歯ブラシ)だけでピカピカにできる方法を紹介。はじめは面倒に感じても、一度マスターしたら儲けもの。大掃除のたびに数万円浮くなんて、そのお金でいろいろイイことできそうです♪

 網戸のお掃除も、通販番組を眺めながら「高圧洗浄機があればなぁ~」なんて思っちゃいますが、茂木流ならタオルと新聞紙、古歯ブラシだけあればOK。ベタベタした汚れでない限り、洗剤さえ使わずキレイにできるんだとか。

 ちなみに換気扇・レンジフードのお掃除は5月と11月に、網戸やサッシは寒い時期(12~2月)を除いた隔月で掃除するのがオススメだとか。本書47ページにある、どの場所をいつ掃除するのが最も効率的かという「年間“ラクちん”掃除カレンダー」も一読の価値アリです。

 いかがでしたか。借家だろうが持ち家だろうが、健康や衛生面を考えればやっぱりキレイな家に住みたい。だったら、覚えるまでは面倒でも、一度しっかり“お掃除の勉強”をしておいた方が、長い目で見るとおトクかもしれません。その点本書は、使う洗剤も道具もシンプル、かつ“ラクに”汚れが落とせるメソッド満載なので、教科書としてはオススメの一冊と言えそうです。

文=八巻奈緒