おこづかい帳はつけさせるべき? 将来「お金に困らない人」に育てる方法

出産・子育て

2018/4/26

『お金まるわかり』(主婦の友社)

「あれ、買って」「これ、欲しい」「みーんな、持ってるんだよ」。こんなセリフ、どこかで聞いたことがある……。わが子が「欲しい」衝動を抑えられず、カードローンや借金をくり返したり、自己破産したり。将来、お金のトラブルにまき込まれる姿は見たくない!

『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)、『年収200万円からの貯金生活宣言』シリーズ(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などビックヒットを出している横山光昭氏が、初の小学生向けマネー本『お金まるわかり』(主婦の友社)を手がけた。しかも、子どもたちが夢中になって読めるようにと、オールカラーのマンガだ。

■金銭教育は子どものうちから


「家計再生コンサルタントとして、1万人以上の赤字家計を見てきて感じたのは、子どものうちからお金について学ぶ必要性です」と横山氏は言う。日本でも最近ようやく小学5年生の家庭科で、お金について学習することになったが、海外のマネー教育よりずっと遅れている。

「大人でもお金のことを考えるのはめんどうくさいし、家計簿も続かない。さらに時代が大きく変わって、子どもは祖父母から欲しいものを簡単に買ってもらえ、ピッと手軽に電子決済する大人たちを見ている。各家庭によって収入や金銭感覚も全く異なり、経済格差は広がるばかり。そんな時代の子どもたちに、お金との正しいつきあい方を、あなたは伝えられますか?」

■おこづかいでマネー管理能力、計画性を育てる


 横山氏は続ける。「わが家には22歳から6歳まで6人の子どもがいますが、小学生になったらおこづかい制です。お金の使い方を練習するためには、足し算や引き算ができるようになるころから、おこづかいのやりくりをぜひやらせてほしい」

 金銭感覚というのは、大人になって急に身につくものではなく、ましてや大人になってから金銭で失敗するのでは遅すぎる。おこづかいを与える家庭は減る傾向にあるが、おこづかいをやりくりし、おこづかい帳をつけるメリットは大きい。

■おこづかい帳をつけるメリット

●お金の動きが見える
●計画的に使う、残す練習ができる
●管理能力が身につく

 もちろん、おこづかいを与えっぱなしはダメ! 親子でお金の話をする、うまくいかないときに「どうしたらいいんだろうね」といっしょに考えてあげる、そんな手間はかかるが、近づくキャッシュレス時代に向けて、現金で練習をしておくことはムダにはならない。意識してお金を使う経験を重ねることで、

●「ここぞ!」という場面で、生きたお金の使い方をする
●人と協働して、大きな計画にお金を使える
●大きな展望を持って、お金を蓄えられる

ようになっていくのだ。

 欲しがるものを買い与え、お金に不自由なく過ごさせるのが愛情ではない。子どもの幸せな未来を願うなら、子ども時代からマネースキルを磨いてあげたい。横山氏の新刊『お金まるわかり』にはおこづかいに限らず、水道光熱費など身近な生活費から国の税金まで、親として知っておいてほしいことが網羅されている。将来、金融商品やサービスを要らないものは要らないと断り、自分に必要なものを選びとれる、だまされない大人に育てたい。