時間割でオシリを決めて効率アップ! 家事がはかどる「スリークエスト」って?

暮らし

2018/7/22

『もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割』(三條凛花/扶桑社)

 朝、家族を送り出すと、どこか慌ただしかった空気が緩む。その後の家事もスムーズなら問題ない。だが、こんなことはないだろうか。自分も緩みに同調して一旦座り込んだら、なかなか家事が始められない。ちょっと調べるだけ、のはずがネットサーフィン。結局、やろうと思っていた拭き掃除は明日へ持ち越し…過ぎ去る時間を後悔することに。どうしたら、効率よく家事をこなせる自分になれるのか。

『もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割』(三條凛花/扶桑社)は、就学前の子どもを育てながら、整理収納アドバイザー、エッセイスト、人気ブロガーとして発信を続ける著者が、家事について無理なく「動ける私」になるためのコツを紹介する。自らの1日の時間割を公開し、“はかどる家事”についての考え方や豊富なアドバイスが集約された1冊である。

 当然だが、自分が動かなければ、家事はどんどんたまっていく。わかっていながら、やる気がでないのはなぜだろう。著者によれば、下記の3つをどうすればいいのか「わからない」状態にあることが原因だという。

「気持ちの切り替え方」 「家事を簡単にする方法」 「家事を楽しくする方法」

 次に解決策が示されており「気持ちの切り替え方」には、動く合図やきっかけとなる「トリガー」を用いること。「家事を簡単にする方法」には、時間の使い方のパターン化や、するべき家事を明確に把握できるように“家事の時間割”を導入すること。「家事を楽しくする方法」として「家事のゲーム化」を提案している。

 特に時間割の作り方や具体例については、改革の要とも言える部分でもあるので、大幅にページを割いて解説している。そこで登場するのが、著者が考案した「スリークエスト」という時間管理法だ。時間割のシートに1時間ごとにメインテーマを決め、3つの家事や予定を入れて計画していく。

 例えば、10時台のメインテーマは子ども。スリークエストは、公園へ、おやつ(子ども用)、寝かしつけ。12時台になれば、食事がメインテーマ。調理、昼食、洗いもの、と組み入れる。決めた3つの事項を最優先で済ませ、もし予定より早く完了したときは、次の1時間が始まるまでは自由時間にしてOKだ。達成感とプチご褒美が得られたら気分も上がりそう。

 なお、時間割には空欄があっても構わないとのこと。それから、スリークエストに細かな調整が必要なときには、直に書くのではなく、貼り替えができる“ふせん”の活用も便利とのこと。ちなみに「クエスト」とは「やること・任務」という意味で使われているそうだ。

 本書の後半にも「頭の整理に! 4分割メモ」や「“がんばりすぎない家事”のヒント集」「時間が貯まる家事ノート“ログ”」など、家事効率アップへの項目は続く。巻末には「コピーして使える“家事の時間割”」付きだ。

 まもなく夏休み。普段とは違う生活リズムになる家庭もあるだろう。本書で家事の時間割を組んでみては?

文=小林みさえ