あかちゃんにチューは厳禁! 昔は常識の育児法が間違っていることも!?

出産・子育て

2018/9/12

『もう孫育てで悩まない! 祖父母&親世代の常識ってこんなにちがう? 祖父母手帳』(森戸やすみ:監修/日本文芸社)

 お孫さんが生まれるとなるとついつい子育てならぬ「孫育て」に奮闘してしまうはず。共働きが増えているパパ・ママの世代にとってはとてもありがたいことです。

 とはいっても、これからおじいちゃん・おばあちゃんになる人たちの世代の子育てといまの子育てとは大きく違う部分もあります。昔の子育てではよしとされていたことであってもいまは厳禁なんてことも往々にしてあるのです。

 そこで本稿では、おじいちゃん・おばあちゃんが「孫育て」をする際に間違ったやり方をしないためのハンドブック『もう孫育てで悩まない! 祖父母&親世代の常識ってこんなにちがう? 祖父母手帳』(森戸やすみ:監修/日本文芸社)を紹介したいと思います。

■赤ちゃんにチューは厳禁——虫歯菌やピロリ菌が赤ちゃんに!

 昔は赤ちゃんをかわいがってキスをしたり、赤ちゃんが食べやすいようにご飯をかみ砕いてから与えたりしていました。しかし、いまの常識ではこれは絶対にしてはいけません。赤ちゃんの体内にもともといない虫歯菌やピロリ菌、さらには口唇ヘルペスまでうつしてしまうことも。

 日常生活で虫歯菌に感染してしまうのを防ぐのは難しいですから、赤ちゃんに歯が生えてきたら歯のケアをしてあげましょう。はじめのうちは清潔で柔らかいガーゼで歯を拭いてあげたり、歯医者でフッ素を塗ってもらったりするとよいとのこと。赤ちゃんが口の中を触れられることを嫌がらなくなったら歯ブラシで丁寧に磨いてあげることが大切です。

 補足ですが、赤ちゃんに甘いものを与えすぎるのもNGです。こちらもやはり虫歯の原因になるので、パパ・ママと相談しながらがいいかもしれません。

■「病気にかかって病気を治せ」はダメ! ——深刻な合併症を引き起こすことも

 以前はおたふく風邪(流行性耳下腺炎)やはしか(麻疹)は自然にかかって免疫をつけたという人もいるかもしれません。たしかに、おたふく風邪やはしかは一度かかるともうかからないといわれていましたから、それでもよかったかもしれません。

 けれども、現在ではおたふく風邪やはしかにかかると髄膜炎や肺炎中耳炎などの合併症を併発しやすいことがわかっています。こうした深刻な合併症にかかると難聴や麻痺などの後遺症が残ってしまうことも。かわいいお孫さんが重い感染症にかかってしまうのを防ぐために、パパ・ママに予防接種をすすめてみましょう。

 いまではほとんどのワクチンが同時摂取できることがわかっているので、機会があれば予防接種はいっぺんに済ませてしまうのが得策。

 本書はおじいちゃん・おばあちゃんがお孫さんを育てる際に昔の誤った育児法を取り入れてしまわないために書かれたもの。しかし、その内容はおじいちゃん・おばあちゃんだけでなく現役のパパ・ママも知っていて損をしないものが満載。大切な赤ちゃんを正しく育てるために、家族全員で本書を読んでみるのがおすすめです。

文=ムラカミ ハヤト