ママがごきげんなら家庭もうまくまわる! 気持ちの切り替え方がうまくなる方法【やってみた】

生活

公開日:2018/9/24

 結婚して子どもが産まれると、「あれっ、昔はこんな性格だったかなぁ?」と思ってしまうほど、常にイライラしたりしていませんか? いくら頑張っても、うまくいかないこともあり、この不満を抱え込んだり、家族にぶつけたりしたら、それだけで家の中の雰囲気は最悪になりますよね。そうならないためには、ママ自身の気持ちの切り替えが必要です。

『いつもごきげんな“わたし”でいたい!』(Emi/PHP研究所)には、そんなイライラした気持ちを「ごきげん」に変えるアイデアがたくさん紹介されていて、これさえあれば家庭の雰囲気もきっと明るくなるはずです。そこで、今回はこの中から、子ども、パパ、そしてママである自分に対しての、気持ち切り替えアイデア3つを実践してみました。

1、掃除をなかなか手伝わない子どもには…(P.22)

 学校では積極的に掃除に参加しているのに、家ではいくら言っても全く手伝わないというお子さんも多いのではないでしょうか。そんなときに、またイライラ…。じゃあなぜ学校ならやるのか。もちろん、先生に言われるからというのも大きな理由だと思いますが、そんな先生は、掃除して! というのではなく、「ぞうきんを真っ黒にして!」と言うんだとか。

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 実際、6歳に息子にこう言ってみると、子どもの遊び心に火がついて、一生懸命ぞうきんを真っ黒にするべく、窓のすみずみまでピカピカに磨いていました。単純だけれどこの先生の魔法の言葉、かなり効果ありますよ! 何より、子どもが楽しみながらお手伝いをしてくれるのが嬉しいですよね。ほかにも、ぞうきんなど掃除道具は、子どもサイズのものを準備したりすると、子どもも参加しやすいようです。

2、元の場所に戻してくれないパパには…(P.78)

 部屋の中でいくら物の定位置を決めていても、気づいたら違う場所にあって、イライラ…。これが子どもじゃなくて、パパにされると、「大人なんだから、ちゃんと片づけて!」と怒りたくなりますよね。それなら「ここに入れてねボックス」はいかがでしょう?

 片づけてほしいかごに、「ここに入れてね」というメッセージ付きで子どもの書いた絵を入れておきます。そうするだけでなんと、あんなにいつも出しっぱなしだったものが、しっかりかごに片づけられているではありませんか! やはり、大好きな子どもの効果は絶大です。こういう絵があるだけで、きっとパパは子どもに対して「いいことした」という満足感も得られるんでしょうね。

 他にも、子どもの絵だけでなく、パパの好きなスポーツ選手やアーティストの写真を入れておいたり、もの自体に「〇〇に戻してね」とラベリングしておくのも、出しっぱなし防止に効果ありのようです。

3、起きている間ずっと家事している気分のママには…(P.98)

 家にいると四六時中、「ママ、あれしてー」「ママ、〇〇どこ?」と、家族からいろいろお願いされることが多く、なかなか自分のことができなかったりしませんか? ママはママでやりたいことがあるのに! と、またイライラ…。そんなときは、「お母さんの営業時間は、平日21時で閉店します」と宣言してしまいましょう。愚痴を言うのではなく、ここまで高らかに宣言してしまえば、きっと家族も「もう閉店時間だから今日はやめとこう」と理解してくれるはず。

 実際、そう宣言してみると誰にも邪魔されることなく、閉店時間後に自分がやりたいことにどっぷり集中でき、今までにないほど充実した時間を過ごせました。他にも、エプロンをつけているときは家事営業中や、お店のように「営業中」という看板を出したりと、家族にわかりやすいアピールをすることが大切です。

 今回紹介した方法以外にも、習い事にいきたくない子どもに、インタビュー形式で今日の小さな目標を聞いてモチベーションを上げさせる、パパとのコミュニケーション不足なら、パパの興味に自分もちょっとだけ参加してみるなど、ほんの少しの工夫で、自分のイライラを解消してくれるアイデアがたくさん紹介され、どれも実践しやすくなっています。

暮らしは“実験”!ダメならまたトライすればOKという大きな気持ちで

 生きている中で、毎日楽しいと感じられたら、そんな幸せなことはないですよね。でも、やっぱり家族として生活する以上、我慢の連続です。完璧な人間なんて存在しないし、ましてや、失敗はつきものです。それなら、日々の生活を「実験」と思って過ごしてみてはいかがですか?うまくいけばラッキーだし、ダメなら実験に失敗したということで、また違う方法を考えてトライしてみる。このように、気持ちをすばやく切り替え、トライアンドエラーを繰り返していくことで、実験=日々の暮らしを楽しむことができるようになるはずです。肩ひじ張らずに「なんくるないさ~」と、広い心で実験を行っていくことで、きっと“ごきげん”なわたしでいられる時間が長くなってきますよ。

文=JUNKO