お腹の張り、下腹ぽっこりは「SIBO」が原因かも!? 小腸の健康を保って全身を元気に!

健康・美容

2018/10/18

『小腸を強くすれば病気にならない 今、日本人に忍び寄る「SIBO」(小腸内細菌増殖症)から身を守れ!』(江田 証/インプレス)

 みなさんはSIBO(シーボ)という言葉を知っているだろうか。SIBOとは、現代人の小腸を襲っている「病気」である。別名を「小腸内細菌増殖症:Small Intestinal Bacterial Overgrowth」といって、小腸の中で腸内細菌が爆発的に増えてしまう病気だ。

 SIBOにかかると、大量のガスが小腸で発生する。「ほんのちょっとしか食べていないのに、すぐお腹がパンパンに張ってしまって、妊娠5カ月を過ぎたようなお腹になる」という症状を訴える人が増えているそうだ。またSIBOにかかると、頑固な下痢や便秘、腹痛、おなら、お腹のゴロゴロした違和感などに悩まされるという。

『小腸を強くすれば病気にならない 今、日本人に忍び寄る「SIBO」(小腸内細菌増殖症)から身を守れ!』(江田 証/インプレス)は、現代人を襲うSIBOに着目し、お腹のあらゆる不調から身を守るための1冊だ。なぜ、小腸を強くすれば病気にならないのか? それは最近の研究で、小腸が良くないと全身の病気に関わることが分かってきたからだ。たとえば狭心症、心筋梗塞、糖尿病、慢性腎臓病、膵臓の病気などを引き起こすリスクがあるという。ではここで、本書から「SIBOにならないための食事法」を一部紹介しよう。

■リンゴは避ける、お腹の味方はバナナ

 お腹の調子が悪い人が果物を食べるには、バナナが良いという。お腹の中でガスを発生させやすい糖質のことをFODMAP(フォドマップ)と呼ぶが、それが多く含まれているリンゴに対して、バナナには含まれていないのだとか。また、他に避けたほうがよい果物として桃やスイカがあり、ブドウやイチゴは推奨されている。

■パンはお腹の不調を悪化させることも

 パンに含まれる小麦には、お腹の不調に悩んでいる人の症状を悪化させる種類の糖が含まれているという。またラーメン、パスタ、ピザ、お好み焼き、たこ焼きなどもお腹に不調がある場合は、同様に控えたほうが良いのだとか。しかしこれらは、グルテンフリーのパンや麺を選べば食べても良いという。そして一番ガスを発生させない穀物は米なのだそう。他に、うどんは避けるべきで、そばを選ぶべきだという。

■ヨーグルトは万人の腸に良いわけではない

 腸に良いイメージのあるヨーグルトだが、実は日本人の75%は乳糖不耐症であり、うまく乳糖を分解できないという。SIBOや過敏性腸症候群の人が食べると、小腸に大量の水が引き込まれ下痢や腹痛、便秘の原因になり得るそうだ。善玉菌を腸に届けることは良いことであるが、お腹の調子を良くしようと無理して摂る必要はないという。

 著者は、これまで数万件の内視鏡検査を行い、小腸健康法を指導してきた消化器内科医だ。小腸が不調だとその影響は全身の臓器に深刻な病気を引き起こし、小腸が元気になると、もつれた糸がほどけるように全身が健康になっていくという。著者曰く、腸内細菌の本はたくさん出ているが、小腸の健康法について書かれた本はなかったという。小腸を健康に保つと、全身が元気になる。今まで不調を感じていたものの解決法が見つからなかった人にはぜひ手にとってほしい1冊である。

文=ジョセート