「お金が貯まらない」のは悪習慣が原因? 家族ではじめたい資産防御術

暮らし

2018/11/13

『払ってはいけない 資産を減らす50の悪習慣』(荻原博子/新潮社)

「お金が貯まらない!」。そんな風に嘆くあなたは、もしかしたら、知らぬ間に、払わなくてもいいお金を払ってしまっているのかもしれない。経済ジャーナリスト・荻原博子氏の『払ってはいけない 資産を減らす50の悪習慣』は、「どうすれば損をしないか」に主眼が置かれたマネー本。読めば読むほど、自分は今までこんなにも損ばかりしてきたのかと、思わず、反省させられる。

「まとめ買いをしてはいけない」「持病があっても入れる保険に、飛びついてはいけない」「日本一売れている投資信託は、買ってはいけない」「大病院に、いきなり行ってはいけない」「スーパーは野菜コーナーから入ってはいけない」…。

 どれを読んでも目からウロコだが、この本が特徴的なのは、「節約したいなら、夫の小遣いを減らしてはいけない」だとか「妻との会話を避けてはいけない」などという、家族に関する記載が多く見られる点だ。

 確かに家計を健全化していくためには、家族で話し合うことは何よりも大切。共通認識として、家計の現状を把握することが肝要だ。現在ある投資信託、株式、保険などのプラスの資産と、住宅ローンなどのマイナスの資産を1つの紙に書き出してみる。そうすると、「貯金があるのに入れっぱなしだから、自動車ローンを返そう」とか「子供が社会人になって教育資金もかからなくなったから、保険を減らそう」などということがわかってくる。無駄遣いを減らすための取り組みが、気づいたら、夫婦仲改善のきっかけになるかもしれない。

 この本には、家族で始めたい資産防御術が満載。さぁ、この本で、お金の新常識をキッチリ身につけ、家族みんなで家計を改めて見直してみよう。きっとあなたの家でも、思いがけない無駄遣いに気づかされるはずだ。

文=アサトーミナミ