「今さら目がよくなる訳がない」は間違い!? TVで話題の視力が回復するトレーニング

健康・美容

2018/11/17

『あなたの目がよみがえる7つの視力回復法 目は1分でよくなる!』(今野清志/自由国民社)

 11月7日にテレビ番組「梅沢富美男のズバッと聞きます!」で取り上げられ、大きな注目を集めているのが「今野式視力回復法」だ。番組では、タレントの大桃美代子さんが1日1分1週間の視力改善法に挑戦。0.06の視力が0.2に回復する結果を残した。

 いったい、どんな視力回復法なのか? 今野式視力回復法をわかりやすく教えてくれるのが『あなたの目がよみがえる7つの視力回復法 目は1分でよくなる!』(今野清志/自由国民社)だ。著者の今野清志氏は、中国の伝統医学である中医学をベースに視力、緑内障、難聴回復の専門整体を行う日本リバースの院長を務める人物。「視力回復を諦めていた人に、真の情報をお届けしたい。一人でも多くの方に、視力回復に興味を持ってほしい」という思いで長年治療を続け、多くの人の視力を回復させてきた。本書では、今野氏が医院で施術している「視力を回復させるための7つのトレーニング法」を紹介している。

■目が悪くなる一番の原因は、酸素不足

 欧米人と比較して近視の割合が高く、一説では人口の約半分以上、約6000万人以上が近視であるとも言われている日本。近視以外にも老眼、ドライアイ、飛蚊症、緑内障、白内障など、目にまつわるトラブルを抱えている人は想像以上に多く存在しているのではないだろうか。

 それらの目のトラブルの原因を考えたことはあるだろうか? おそらくほとんどの人が「パソコンやスマホを見ている時間が長いから、視力が落ちるのも仕方がない」「老眼になるのは年のせい」などと考え、トラブルへの対応策も「視力が落ちたら眼鏡をかければいい」「ドライアイになったら目薬をさせばいい」などと対処療法的なものしか考えていないだろう。

 しかし、著者の今野氏によれば「目を悪くする一番の原因は酸素不足」であり、老眼やドライアイなど、トラブルが発生する原因も、そこにあるという。

「酸欠」になると、毛様体の筋力と水晶体の弾力が失われることから、近視や老眼が加速します。
 水晶体の新陳代謝が衰えて、濁りが生じると白内障になり、眼球内の老廃物がきちんと排泄できなくなると、飛蚊症を招きます。
 そして酸素欠乏のために房水という、目の組織を満たす体液の排泄が滞ると、眼圧が上昇し緑内障の原因になります。
 さらに視神経が栄養不足に陥ることも加わって、視野が損なわれると考えられるのです。

 こう説明されると、酸素不足が目が悪くなる循環を生み出していることが理解できるのではないだろうか。では、目のまわりの筋肉の酸素欠乏を防ぐためには、いったいなにを行わなければならないのか? 本書がお伝えする今野式視力回復法の7つのトレーニングの一部を紹介しよう。

■血流アップが目のトラブル解消の鍵

 テレビ番組ではスプーンを使う方法が紹介されていたが、本書で紹介されているのは「道具のいらない」トレーニング法。だから、とても簡単で、時間や場所を選ばず、気が向いたときにすぐに行えるというメリットを持っている。7つのトレーニングが紹介されているが、ここではタッピング法を紹介していこう。

 タッピングというのは、人差し指から小指までの4本の指先でトントンとたたく方法のこと。皮膚が赤くならない程度で、少し強めに、1秒間に3回ぐらいの速さでリズミカルに目のまわりをたたいていく。その手順は、以下のとおりだ。

1.眉間からこめかみに向かい、眉毛の上に沿って5回タッピング
2.目の1センチ下を、目頭から目尻に向かい、5回タッピング
3.こめかみから頭頂に向かって、5回タッピング

 タッピングすることで、筋肉、骨、皮膚を同時に刺激して血流を促進。血液の流れをよくすることで、目のまわりの筋肉の酸素の供給量を増やす効果があるという。実際に行ってみると、目のまわりがすっきりとし、視界が明るくなったような気がする。なによりも気持ちがいいので、目の疲れをほぐしたり、ちょっとした気分転換になったり、日頃から行ってみたくなるのがよいところだろう。

「シェイク法」「さすり法」「指圧法」など、ほかのトレーニングも行いやすいものや、「呼吸法」や「確認法」、「瞑想法(脳の癒し)」のように新たな気づきを与えてくれるものもある。

「呼吸法」では、ゼロ円で呼吸力を鍛えられる、ペットボトル法を紹介している。用意するものは、市販の500ミリサイズのペットボトルだけ。ペットボトルの底に、千枚通しなどで、直径1.5~2ミリの穴を開けておく。ボトルの飲み口をくわえ、鼻から深く息を吸い込み6秒以上かけて口から吐ききる。1日10回からスタートし、50回行えるようになるのが理想だ。正しい呼吸法ができるようになれば、タッピングやシェイク、ツボ押し法といったトレーニングの効果も飛躍的に高まるという。

 近視や老眼など、目に関する悩みを抱えている方にとって、目を健康にしたくなる知識が詰まっている。

 今さら目がよくなる訳がない…。一度、目が悪くなってしまうと、どうしてもそう考えてしまいやすい。だが、実際に今野式視力回復法に取り組み、視力を回復させている人がいるのは事実だ。血流を整え、目に酸素を充分に送り届けることで、体のほかの部位にもよい影響が出ることも期待できるという。1日1分のトレーニングでどんな変化が起きるのか? 実際に試してみてはいかがだろうか。

文=井上淳