驚愕! 40年前の「ロマネ・コンティ」の値段は……お酒好きにはたまらない、創刊40周年を迎えた“酒の事典”

暮らし

2018/12/23

『世界の名酒事典2019年版(講談社 MOOK)』(講談社)

 いよいよ、平成最後の年末年始を迎える。年末には忘年会があり、年が明ければ新年会と、お酒好きには楽しみな季節だ。

 だが、酒の季節だからと羽目をはずして、お酒に「飲まれ」、人に迷惑をかけるような飲み方は本当の酒好きとは言えない。酒の味を楽しみ、お酒を「嗜む(たしなむ)」飲み方を心がけたいものだ。

 お酒を嗜む際、とりあえず目についた気になるお酒を飲むのも、一期一会を楽しむようでいいかもしれない。だが、お酒の造られ方や歴史、味の特徴などを事前に知って、想像に胸を膨らませつつ、出会いの瞬間を楽しむのも乙ではないだろうか。

 そんなときに役立つのが『世界の名酒事典2019年版(講談社 MOOK)』(講談社)だ。本書は、ウイスキーやブランデー、ワインなど様々なお酒を網羅した“酒の事典”。創刊40周年を記念する2019年版は、プロが厳選したお酒が2500種類も掲載! さらに創刊号の内容が再録されており、40年前のお酒事情など、読み応えも抜群だ。

 お酒が好きで詳しい方も「興味はあるけどよくわからない」という方も楽しめる本書のおススメポイントを紹介したい。

■40年前のお酒の値段がわかる!

 最も高価な赤ワインをご存じだろうか。お酒好きでなくとも“ロマネ・コンティ”の名前を耳にしたことがある人は多いのではないだろうか。そのロマネ・コンティこそ、最も高価な赤ワインとのこと。ちなみに現在、ロマネ・コンティの実勢価格は200万円以上! なんと、安値の軽自動車が2台ほど買える値段というのだから驚きだ。

 それでは、40年前の創刊号ではどれほどの値段で紹介されているのだろうか。その価格、1971年ヴィンテージで5万円。物価の違いを考慮しない場合、ロマネ・コンティの価格は約40倍にも跳ね上がったということだ。たかがお酒だが、されどお酒であると、しみじみ感じさせられる。酒好きとしては、一度でいいから飲んでみたい……。

 ちなみに、他にも40年前の価格と比較できるお酒があるので、自分のお気に入りのお酒の値段と比べてみてはいかがだろう。

■人気の日本酒・焼酎の最新事情とは?

 日本酒人気は各所で感じられるはずだ。日本酒専門のバーや酒蔵ツアーなどがテレビで特集が組まれるほど、男女を問わず愛されている。

 本書では「日本の『酒』の現在と未来」というテーマの特集が組まれ、日本酒と焼酎について解説。日本酒の輸出が好調であることや蔵元・酒販店が一体となって業界全体を盛り上げていること、新たな焼酎造りにチャレンジしている若き造り手の声などが書かれている。

 知識が無くともお酒は美味しく楽しむことができる。だが、どのようにしてお酒が造られ、どのような想いで造り手が造っているのか、それを知ることで一層お酒が美味しく感じられるはずだ。

 本書のカタログページをめくってみると「世の中には、こんなにお酒があるのか……」とびっくりするほど、色々なお酒が掲載されている。

 全てのお酒を飲み比べてみることは叶わないかもしれない。しかし、気になったお酒をいくつかチェックしたい。そして、これから参戦予定の忘年会・新年会で見つけたら、友人に本書で得たウンチクを語り、味を確かめてみようと思う。

文=冴島友貴