朝のテレビの“今日の運勢”はどうやって決まる? 意外と知らない星占いのヒミツ

暮らし

2019/1/18

『星読み+』(石井ゆかり/幻冬舎コミックス)

「今日の運勢、1位はてんびん座のアナタ!」――。朝のニュース番組では、このような星座占いが人気だ。それほど占いに興味がない人でも、毎日運勢を確認することが日課になっている人もいるだろう。ところで、こうした占いに使われる“自分の星座”がどのように決まっているのかをご存じだろうか。一般的にいう“自分の星座”とは、生まれたときに太陽があった星座のことである。たとえば、てんびん座であれば、生まれたときに太陽がてんびん座にあったということ。本書『星読み+』(石井ゆかり/幻冬舎コミックス)では、こうした星占いの理論に基づき、その2大テーマである「運勢」と「性格」について、より専門的に知ることができる。

 私たちの「運勢」は、太陽だけでなく、月や金星といった太陽系のさまざまな星と星座の位置関係にも影響を受ける。たとえば、月は29.5日で12星座を一回りするから、およそ1カ月に1回は自分の星座に回ってくる。著者によれば、月が自分の星座にきたとき、次のようなことが起こりやすくなるという。

・体調や心境が変化する
・複数の人が関わる仕事やできごとの中で、自分がキーパーソンになる
・注目されたり、人との接触が多くなったりする
・自分へのイメージが変わる
・心の奥で、自分でも気づかずに探していたものと、出会う

 朝のテレビの星占いで上位にくる星座は、その日、月がある星座であることが多いのだとか。その他、月の周期に応じて、身体や環境に変化が起こるという。自分の星座の月と、新月、満月の3つを意識していると、日常にリズムを感じられるようになるそうだ。

 運勢が、“いつ、何が起きるか”を示すのに対して、性格占いは“持って生まれたもの”を教えてくれる。本書の後半では、単なる「12種類の性格分類」に留まらない、星占いによる詳しい性格を知ることができる。詳しい星占いでは、太陽や月に加えて、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の計10個の星の位置を読み、それによってより深く性格を占う。まずは、自分の太陽星座の項目を読み、その後金星や火星などの他の星の星座を調べてみよう。本書では、愛の形や魅力、得意技などを示すと言われている金星星座については特に詳しく解説している。他にも、星座別の相手へのアドバイスの方法や、星座同士の相性についても載っており、人間関係で悩んでいる人もぜひ読んでみてほしい。

 星占いは、科学的なものではない。筆者も、「占いを信じている」と声を大にして語れる人間ではない。それでも、遠くの星に思いを馳せながら、自分のために与えられた“言葉”を読み解いてゆけば、目の前の問題の解決する糸口が見つかったり、自分の新たな一面が発見できたりするかもしれない。そうした占いの効果は、確実に“ある”と思っている。だからこそ、星占いはいつまでも私たちの心を捉えるのだ。

文=中川 凌