こんな同居人がほしい!! 不思議な白い生き物「はぐちさん」とは?

アニメ・マンガ

2019/1/30

 ふとした瞬間に「疲れた……」とつぶやいてしまうこともありますよね。疲れを癒やす方法は人それぞれですが、疲れたあなたを包み込む「世界観が優しすぎるマンガ」で心をリフレッシュしてみませんか?

『はぐちさん』(くらっぺ/祥伝社)

「ただいま!」と、ひとり暮らしの部屋で叫んだことがあります。もちろん、誰からも返事はなかったのですが、というか返事があったらそれはそれで怖いのですが、誰かに「おかえりなさい」を言ってもらいたい…そんな夜もありますよね。ふと寂しさを感じた夜に読みたい一冊が『はぐちさん』(祥伝社)です。

『はぐちさん』は、ちょっとお疲れ気味のOL・八千代と、彼女の前に現れた不思議な白い生き物・はぐちとの共同生活を描いたほのぼの漫画。作者のくらっぺさんがTwitterに投稿した4コマ漫画が話題になり、現在は『はぐちさん』として『FEEL YOUNG』(祥伝社)で連載中の人気作です。

 小さくて白くて丸くて、にっこり笑顔のはぐちさんは、世界各国を放浪していくつもの名前があり、「無理するとなんにでもなれる」という特技を持つ、不思議な存在。そんなはぐちさんの正体はさておき、はぐちさんと八千代の毎日はとても穏やかで楽しく、まさに“優しい世界”と言って過言ではありません。

 たとえば、1週間頑張って働き、帰宅した八千代を玄関ではぐちさんが拍手で迎えてくれます。

八千代「一週間たえた」
はぐちさん「なんか作ったろ なにがええ? 豚カツ? オムライス? 難しい料理でもなんでもええで」
八千代「カルピス」
はぐちさん「…一番むずかしいやつきたな」
(氷とカルピス原液、天然水でカルピスを作ってくれたはぐちさん)
はぐちさん「どう」
八千代「パーフェクト」
――『はぐちさん(4)』より

 拍手で出迎えてくれるだけでうれしいのに、要望通りカルピスも作ってくれるはぐちさん。ステキすぎる……! 一方の八千代も、はぐちさんへのお礼と感謝は欠かしません。一緒に出かけたり、カップ麺を食べたりと2人の毎日は笑顔があふれています。はぐちさんの一挙手一投足、発言のすべてが愛しさの塊なのです。同作を読みながら「こんな同居人がほしい」と、ポツリとつぶやいてしまうこと請け合いです。

 ただし、読み終わったあとには「我が家には、はぐちさんがいない、だと……!?」という切なさが押し寄せてくるので、諸々ご注意ください。

文=丸井カナコ