「モテるおじさん」と「ネタにされるおじさん」の違いは何なのか?

恋愛・結婚

2019/2/14

『「モテ」と「非モテ」の脳科学 おじさんの恋心はなぜ報われないのか』(山田ゴメス、菅原道仁/ワニブックス)

「今日は仕事が忙しかったから、クタクタだよ。
みかチャンが一緒に寝てくれたら、元気になるのにな〜
なんちゃって(*/▽\*)」

 1~2年前、若い女子たちの間で、おじさんのLINEを真似してメッセージを送る「おじさんLINEごっこ」が流行した。女子たちがおじさんからのLINEの絶妙な気持ち悪さを再現していたことにも驚かされたが、そんなLINEを女子たちに送っているおじさんがいることにも呆れる。渋くてカッコいいおじさんもいる一方で、こんな風にネタにされてしまうおじさんもいるのはどうしてか。その差は一体何なのだろうか。

 ベテランフリーライター・山田ゴメス氏と脳神経外科医・菅原道仁氏による『「モテ」と「非モテ」の脳科学 おじさんの恋心はなぜ報われないのか』(ワニブックス)は、「モテたい」すべての男女必読の恋愛指南本。「おじさん」や「大人女子」たちの恋愛相談に答える形で進んでいく本書は、読むと、「モテ」と「非モテ」の差がわかり、なんだか希望が湧いてくるような気がする1冊だ。

①ウザがられない「LINEやまびこの法則」

 モテないおじさんに多い特徴は、「くどさ」が目立つことだ。その特徴は、直接のコミュニケーションだけでなく、LINEにも現れ、おじさんのLINEは長くなったり、反応がないのに何度も連絡が来たり…。一般的に、経験を積めば積むほど、「相手の気持ち」というものは想定できるようになってくるが、それは同時に、自分の気持ちが伝わっているかという不安が増すことでもある。満足感は、相手に理解されて「すごいですね」と返してもらうまで得られない。その確認作業がないと、認められるまで、似た話を繰り返ししたくなる欲求に苛まれてしまうのだ。そこでゴメス氏は「LINEやまびこの法則」を提唱している。相手のLINEの文字分量や絵文字・顔文字・スタンプの数に自分のLINEを合わせてみる。そうすれば、相手からウザがられる可能性は格段に減るはずだ。

②“もっと知りたい”を思わせる「ツァイガルニク効果」

 少しでも相手を惹きつけたいなら、自分のすべてを公開しようとしない方が良い。「次の話を聞きたい」と思わせる“もったいづけ”がポイントだと菅原氏はいう。私たちは達成できなかったことや中断していることの方が、達成できた事柄よりも覚えている。これは「ツァイガルニク効果」と呼ばれるもので、若くして亡くなったアーティストが神格化されやすいことや、うまく行った受験日のことよりも失敗した受験日のことをよく覚えていたりすることもこの効果のためだ。これをモテるために活かしてみると良いだろう。たとえば、弾みかけている会話をあえて途中でスパッとやめてしまう。相手が食いついてきても性急に自分の持ち札をすべてだしきってしまったら、次にはつながらないのだ。

③周囲の人にアシストしてもらう「ウィンザー効果」

 周囲の人の手を借りて、「ウィンザー効果」を狙うのもありだ。ウィンザー効果は、直接本人から伝えるよりも、第三者を介して伝えた方が、より影響力や信憑性が増すというもの。たとえば、合コン後、他の人に、「●●さんが、帰り道あなたのことをよく気がきく女性だったねって褒めていたよ」とアシストを入れてもらえば、効果は抜群。単独で落とせない時はチームプレイというのもありなのだ。

 モテるためのテクニックはおじさんだけでなく、女子たちにとっても参考になりそう。モテたいすべての人たちにとってこの本は強い味方となるに違いない。

文=アサトーミナミ