将来のお金に不安はあるけど「な~んにもしてない」女子は必見! 勉強なし、時間なしでもチャレンジできる節税と投資術

暮らし

2019/4/9

『「不安なのにな~んにもしてない」女子のお金入門』(荒木千秋/講談社)

 将来のことは不安だけれど、お金のことを考えるのは面倒…。あなたもこう考えて、つい“お金に関する不安”をほったらかしにしてしまっていないだろうか。『「不安なのにな~んにもしてない」女子のお金入門』(荒木千秋/講談社)は、そんなふうに見て見ぬふりをしてしまいやすい“お金の知識”と“賢い節税術”を分かりやすく教えてくれる1冊だ。

 著者の荒木さんは、10年間メガバンクで働いていた経験を持つ現役のファイナンシャルプランナー(FP)。現在は大学でFPや金融に関する授業を行いながら、執筆や個別相談にも携わっている。荒木さんは仕事を通じて、20代後半から40代の女性の多くが将来のお金に対して不安感を抱いていることを実感。そこで、“税金(節税)の仕組み”を教えて、世の女性たちの不安感を解消しようと筆を執った。

 本書内には「ふるさと納税」「個人型確定拠出年金(iDeCo)」「少額投資非課税制度(NISA)」などを活用した、誰でもカンタンにおトクを手に入れられる方法が収録されている。「国の制度を上手に活用すると、お金持ちになれる」と語る荒木さんがすすめる方法を知れば、貯蓄も増え、投資家デビューも果たせるのだ。

■たった10分あればトクすることができる「ふるさと納税」

「ふるさと納税」についてさまざまなメディアで耳にするけれど、どんな仕組みなのかイマイチ分かっていないという方は多いはず。「ふるさと納税」を活用すれば、難しい勉強を積まなくても、スマホやPCなどを通じておトクを手にすることができる。

 2008年にスタートした「ふるさと納税」は、自分の好きな自治体に寄附をし、返礼品としてその地域の特産品などを受け取ることができる制度のこと。確定申告を行えば、寄附した金額に応じて“寄附金控除”という仕組みが利用でき、支払うべき税金が安くなる。

 実際に、本書に挙げられているA子さんを例に説明してみよう。

 年収400万円のA子さんが4万2000円を寄附した場合、「ふるさと納税」の最低自己負担額2000円を除いた4万円が所得税と住民税から控除される(ワンストップ特例制度を使う場合は住民税減税のみ)。さらに、寄附した自治体からは返礼品を受け取ることができるのだ。

「ふるさと納税」はその名前から単純に誤解されやすいが、自分の出身地以外にも寄附することができる。収入があり、所得税を払っている人は誰でも対象となる。

 特別にお金の勉強や手間がいらない「ふるさと納税」は、自分がハッピーになるうえに、台風や地震などの災害があったときには、「ふるさと納税」を利用して被災地域の復興支援を行うこともできるので、あなたが気になるものをチェックしていこう。

■「NISA」なら難しい知識なしに投資家デビューできる!

 将来のために投資で稼ぎたい…。そう思っても、投資のノウハウは難しく、そのリスクは大きいというイメージが強いかもしれない。そのため、なかなか手を出せなかったという人も多いだろう。こうした方向けに、荒木さんがぜひともすすめたいと語るのが、「少額投資非課税制度(NISA)」だ。

 一般的な投資は、利益が出るとその利益に対して約20%の税金がかかってしまうが、NISAは利益にかかる税金がゼロ。効率よく資産を運用できるのだ。

 NISAは「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類がある。どちらも利益に対しての税金はかからないが、非課税の期間や対象となる商品、非課税の限度額に違いがあるため、詳しくは本書を参考にしながら、自分に合った商品を選んでみよう。

 また、NISAを実践するときには、まずどこの金融機関で取引口座を開くのかを考える必要がある。荒木さんいわく、口座は普段使っている銀行や、いつでも取引ができるインターネット専業証券で開くのがおすすめなのだそう。それぞれにそれぞれのメリットとデメリットがあるので、違いをよくふまえたうえで申し込みを行いたい。

 未来の自分に“お金”という安心をプレゼントできるかどうかは、現在のあなたの手にかかっている。難しい勉強をしなくても誰でもカンタンにできる“お金の知識”は、いざというときに自分を守ってくれる切り札となるのだ。

文=古川諭香