普通の主婦から年商5000万円に!? ハッピー&リッチなママになるための思考法

ビジネス

2019/5/18

『年商5000万円起業家ママのハッピーリッチな思考法』(小桧山美由紀/サンライズパブリッシング)

「努力せずお金持ちになれる方法」……はなくても、「お金持ちになれる考え方や行動のしかた」はあるかもしれない。

『年商5000万円起業家ママのハッピーリッチな思考法』(小桧山美由紀/サンライズパブリッシング)は、かつて年収ゼロ円だった専業主婦であり、現在は集客コンサルタントとして年商5000万円をあげるようになった著者による1冊だ。

 著者の小桧山美由紀さんは、日本総合コンサルティング株式会社代表取締役。起業・集客コンサルタントとして、多くのクライアントを月商100万円に育てあげた実績がある。

 著作で語られる彼女の生活は、「値段を見ないで買い物をする」「スーパーに行く感覚でハワイに行く」など、その年商にふさわしい豪奢ぶりだ。

 今でこそ年商5000万円の起業家として活躍している小桧山さんだが、専業主婦時代は収入がなく、生活の補填として始めた事務のパートでも、貯金をすることは難しかったという。そのときの体験を踏まえて、小桧山さんは「日々の生活で節約してコツコツと貯金ができている人はいると思います……(省略)、ですが、節約によって収入が増えることはありません」と本書で述べている。

 貯蓄を増やすには、結局お金を「使わずに貯める」だけではなく「今以上に増やす」手段を見つけなくてはならないのだ。

 では、どうしたらより豊かな生活を送れるようになるのか。答えは「投資」である。投資と言っても、株やFXなどではない。

「最も効率の良い投資は自己投資」と著者は述べている。株もFXも不動産も、手放してしまえば手元には何も残らないが、自分が得たスキルは消えず、それどころかより大きな収入を招くことになる。300万円でビジネスを学びそれで3000万円稼げばそれはかなり効率の良い投資だと言える。

 私は、「自分がやってみたいことに費用・時間を投資する」ことが、本書のテーマだと感じた。たとえば、小桧山さんは、専業主婦時代、お子さんに「勉強やったの?」と口出しする、教育主婦だったという。しかし、彼女が口をすっぱくして子供を机に向かせようとしたそのときよりも、起業して自分自身が勉強する時間をとるようになってからの方が、お子さんもそれに影響を受け、自ら勉強するようになったという。

 本書は、著者の実体験を踏まえて、専業主婦、パート主婦の考え方と、小桧山さんのような起業家主婦の考え方を対比させる作りになっているが、専業主婦、パート主婦が日々こなしている労働がたやすいものだというわけでは決してない。

 ただ、もし専業主婦として家事を行っているにもかかわらず、収入がないというだけで自己実現ができていないように感じていたり、自分のやりたいことができていないように感じたりしている人がいるのであれば、この本は新しい一歩を踏み出すためのきっかけになるだろう。

 この1冊で起業してみようと思う人は少ないかもしれない。しかし、小桧山さんのように、「未来の自分に対して今何ができるか」を考え、日々を過ごしていくことは、きっとあなたの生活に新しい刺激を与えるはずだ。

文=音田アユム