間取り図ファン必見! 家を建てる予定がなくても“収納上手な間取り”を妄想できる本

暮らし

2019/7/7

『ズボラでも暮らしやすい! 収納上手な間取り』(タブチキヨシ/KADOKAWA)

 いつでも友達を呼べるようなスッキリとした部屋には憧れを抱くもの。しかし、仕事や家事、育児などに振り回される日々を送っていると、部屋のことにまで気が回らなくなることも…。そんな自分を自虐的に“ズボラ”という言葉で包み込み、無理やり納得している方は多いのではないでしょうか。

『ズボラでも暮らしやすい! 収納上手な間取り』(タブチキヨシ/KADOKAWA)では、整理整頓にかける時間も体力も残っていないズボラな頑張り屋女子が、ラクに暮らせて笑顔になれる収納術を紹介。本書のおもしろいところは、本なのにじっくり読まなくても収納力をアップさせられる点。家を建てる予定がなくても掲載されているカラフルな間取りを見て、自宅をどう変えようかニヤニヤしながら、オンリーワンな家づくりを妄想することができるのです。

 世の女性たちのリアルな声を元に生み出された間取り。その中には、あなたの毎日をラクにするヒントがたくさん。日々の暮らしの中で感じているストレスは間取りを見つめ直し、妄想することで解消できるのです。

■モノが散らからない部屋を作るには「内部倉庫」を

 スッキリとした部屋を手に入れるべく、「とにかく収納場所をたくさん設けないと…」と思ってはいませんか? 実はズボラさんを救うのは大型の収納スペースではなく、「適材適所」の収納。片づけが面倒だと思うポイントに収納を取り入れていけば、生活は一気にラクになります。

 例えば、「部屋の中がいつの間にか散らかってしまう…」という悩みはリビングに余計なモノを持ちこまないようにすることで解決。帰宅後にすぐ「内部倉庫」にモノを入れられるよう、間取りを工夫してみましょう。

「内部倉庫」には、ポストインされていた不要なダイレクトメールを捨てるゴミ箱やアウターをかけるハンガー、土付きの野菜をしまえる収納棚を設置。リビングにモノが散らからない仕組みを作れば、来客前の大掃除が不要になります。

 ちなみに、間取り図内に記されている「ウヒヒ部屋」とは著者であるタブチさんが考えた“あなたが笑顔になれる場所”のこと。ウヒヒ部屋にはかわいい壁紙を貼ったり、漫画をたくさん置いたりし、自分の時間を全うできる空間にしてみましょう。

 さらに、ウヒヒ部屋には“散らかしっぱなしOK”というルールを。すべての部屋を完璧にキレイにしなくてもいいと思えるだけで、心はラクになります。

 間取りは見て、楽しく妄想するもの。暮らしを振り返りながら妄想を膨らませていけば、自分にぴったりの間取りが自然と見えてくるはずです。

■子どもや夫のモノはどう収納する?

 自分だけでなく家族もズボラだと余計、部屋の中にモノが溢れてしまいます。そんな悩みを持っている方は家族の行動を変えようと躍起になるよりも、間取りでモヤモヤを解消してみませんか?

 散らかった子ども部屋の片づけは親にとって、大きな負担とストレスに…。そこで活かしたいのが、リビング脇の空間。ここを「宿題部屋」と称したウヒヒ部屋にすれば、子どもたちの片づけ意欲がアップ。

 まるで秘密基地のような空間にワクワクした子どもたちは特別なスペースを維持しようと、積極的に片づけをしてくれるようになるはずです。

 また、リビングに溢れがちな夫の趣味アイテムは思い切って玄関に収納。

 洗面洗濯室に勝手口を設ければ、汚れた服をすぐに洗濯機の中へ入れられるようになります。これなら、アクティブな夫の趣味にストレスが溜まってしまうこともありません。

“改善すべきなのは間取りであって、住む人じゃない。ズボラ女子さんたちは、もうがんばらなくていいんです。”(引用)

 タブチさんがおくるエールは、片づけられない自分を責めてしまっている全国の“自称ズボラ女子”の罪悪感を取り除いてくれるはず。心をワクワクさせてくれる間取りの数々を妄想すると、我が家にも希望の光が見えてきます。

文=古川諭香