70歳からでも体は若返る! 「スクワット」と「かかと落とし」で生涯元気に楽しく生きる

健康・美容

2019/8/30

『鎌田式「スクワット」と「かかと落とし」』(鎌田實/集英社)

 人生100年時代も現実になってきた昨今、本当に100歳まで生きたいと願う人はどれだけいるのでしょうか。病気で寝たきりのままの時間を過ごすのではなく、健康で、自由に動けて楽しめてこその長生き。そう考える人が多いのではないでしょうか?

「1日でも長生き」ではなく「生きている限り楽しく」という考え方で、“筋活”と“骨活”による体づくりを勧めるのは医師の鎌田實先生。厳しい運動ではなく「スクワット」と「かかと落とし」、たった2つの運動だけでOKだといいます。

 著書『鎌田式「スクワット」と「かかと落とし」』(集英社)の中では、その効果をご自身の体で証明! 67歳から3年間続けたところ、見違えるほど健康で元気な姿に。

「筋肉の土台ができたから、自分の体に自信がわいてきています」と鎌田先生。

筋活=スクワットで若返りホルモン「マイオカイン」を出す

 スクワットは体の中でも一番大きい太ももの筋肉を動かすため、筋肉を動かすと分泌される若返りホルモン「マイオカイン」を効率よく分泌できるそう。「マイオカイン」は血糖値や血圧を下げたり、がんや脳卒中、糖尿病に認知症、うつ病のリスクまで下げてくれるというデータも発表されています。

 鎌田式スクワットはレベル1~4まで運動強度を調整できる4段階に分かれていて、運動に慣れていない人は簡単なレベル1からスタート。

レベル1「反動スクワット」は腕を上下する力を利用するため負担が少ない。1セット10回×1日3回。朝起きた時、夕方、夜テレビを見ながら…と隙間時間にもできる範囲の運動なので無理なく継続できそうです。

70歳にして骨密度130%! 秘訣は「かかと落とし」

 年齢を重ねても元気に動くためには骨の健康も大切。つま先立ちの状態でかかとをストンと落とすだけの「かかと落とし」は、骨を再生する骨芽細胞に刺激を与えて強い骨を作り、骨粗しょう症予防になるという論文が発表されています。簡単なのにさまざまなうれしい効果が期待できるそう。

鎌田式かかと落としは、レベル1・2の2段階(画像はレベル1)。台に手を添えて行うので安全ですし、きつくないのに健康効果は抜群!

 15年以上続けた鎌田先生の骨密度はなんと130%。同世代に比べて相当高い数値だとか。かかと落としの刺激によって分泌される「オステオカルシン」という骨ホルモンは骨の再生だけでなく、膵臓に働きかけて血糖値を下げたり、コレステロール値を下げてメタボを改善したり、動脈硬化を防ぐ「アディポネクチン」という物質も分泌するなど、中高年を悩ませるあらゆる病気の悩みを解決。まさに“いいことずくめ”。

 まだ大丈夫と思っているあなたも、運動なんて無理と思っているあなたも、「スクワット」と「かかと落とし」を継続すればこれからの人生の一助となるはず! 骨が強くなり筋肉がついてきたら自由に体が動くようになって、旅行やおでかけももっと楽しくなりますよ。

文=箕浦 梢