たった10秒の習慣改善で人生を好転させる! 冴えない自分を180度変えるシンクロニシティのルール

ビジネス

2019/10/11

『シンクロちゃん 一瞬で人生を変える「10秒スイッチ」の法則』(佐藤由美子:著、しまだたかひろ:作画/フォレスト出版)

 突然だが、あなたは自分のことを「運がいい人間/悪い人間」のどちらだと思っているだろうか? 世の中には不思議と、何をしてもスムーズに物事が進み、幸運の女神に微笑まれているような人がいる。なぜかいつもいいことが起きる「幸運な人」を見ていると、自分はハズレくじを引いているかのようで嫌になってしまうこともあるかもしれない。

 しかし、『シンクロちゃん 一瞬で人生を変える「10秒スイッチ」の法則』(佐藤由美子:著、しまだたかひろ:作画/フォレスト出版)で運命好転のメソッドを学ぶと、今までは冴えないと思っていた自分の人生も変えられそうに感じられるはずだ。

 本書に記されていることのベースは、心理学者のユングが提唱した「シンクロニシティ」という考え方。これは、今の自分にぴったりの出来事がタイミングよく起こる「意味のある偶然の一致」のこと。こう聞くと難しく感じるかもしれないが、たとえば、ヘトヘトになった会社帰りに混雑した電車の中で、偶然目の前の席が空くというのもひとつのシンクロニシティ。

 日常の中でシンクロニシティが起こりにくくなってしまうのは、私たちがやりがちな“あること”が原因なのだそう。そのため、著者の佐藤さんは読者に、幸運な未来をつかむために、シンクロニシティを妨げてしまう習慣を改善する「10秒スイッチ」を解説する。一瞬で人生を変える10秒スイッチの法則を10のレッスンに分け、ストーリーマンガ形式で描いてくれるのだ。

■ファーストステップは“自分の気持ちを知ること”

 耳慣れないシンクロニシティという言葉を前にすると、なんとなく身構えてしまう人も多いかもしれない。だが、シンクロニシティの基本理念は至ってシンプル。レッスンに取り組む時には、まず今の自分が抱いている気持ちや思考を感じとることから始めていこう。

 シンクロニシティは、今の自分が求めていることや感じていることが分からないと起こすことが難しくなる。

 どんな自分になりたいか、あるいは自分が本当に何をしたいかが分からないという人も、自分のことを明確に理解することができればアイデアが浮かびやすくなったり、師と呼べる人との出会いも得られやすくなったりし、やる気もアップする。そうすると、その先でまた新たなシンクロニシティが起こりやすくなり、人生に多くの幸運がもたらされるのだ。

 忙しくて制限が多い日常生活の中では「○○しないといけない」「○○すべき」といった思考に支配されたり、世間の常識や他人の価値観に縛られたりすることで、自分の本音を意識せずに生きてしまうことも多い。そんな習慣が身についてしまった人こそ、日常の中に埋もれている自分の本心を拾いあげてみよう。通勤中や家事の合間などのちょっとした時間にも行える「10秒ルール」は、未来を変える種になる。

■失敗した時はとことんネガティブに

 人間は完璧ではないから、時にはミスをする。そんな時に意識したい「ピンチはチャンス」「失敗は成功のもと」という言葉は、ありふれた気休めのように思うかもしれないが、シンクロニシティのメカニズムを知ると、真理をついたものだと分かるようになるはずだ。

 たとえば、仕事でミスをしてしまった時や、理想と現実のギャップに落胆してしまった時、私たちは失敗したことから目を背けがちだ。中には表面的なポジティブ思考で乗り切ろうとする人もいるかもしれない。しかし、失敗した自分を潔く認めることこそが、大きなシンクロニシティを引き起こすカギとなるという。

 失敗を認めることは、言い換えれば、今の自分の現在地を把握すること。明るい道へ舵を取りたいなら、現在地を理解し、進むべき方向を見つける必要がある。心の中にこみあげてくるネガティブな感情は、周囲を気にしてポジティブシンキングで隠そうとせず、ありのまま声に出してもいいそうだ。

 すべての出来事や出会いが連携し合っているこの世の中で幸運をつかむには、ほんの少しでいいから普段の習慣を見直し、凝り固まってしまった古い常識を取っ払っていきたい。自分の幸運は、自分の手で増やしていけるのだ。

文=古川諭香