毎朝スプーン1杯で体が変わる! 朝ごはんを「最強の健康法」にする手軽な方法とは

健康・美容

公開日:2019/10/31

『医者が考案した最強の朝ごはん』(小林弘幸/家の光協会)

 あなたはきちんと朝ごはんを食べていますか。「忙しくて、つい食べない日もある…」という人もきっと少なくはないでしょう。ですが、朝ごはんは、食べ方や内容を見直すだけで、「最強の健康法」になるもの。食べずに済ますのは、もったいないことなんです。

 順天堂大学医学部教授・小林弘幸氏著『医者が考案した最強の朝ごはん』(家の光協会)は、いつもの朝ごはんを簡単にパワーアップさせる方法を教えてくれます。この本を読めば、朝ごはんを抜くのが当たり前になっている人や、なんとなく食べているだけという人も、手軽に、無理なく朝ごはんを健康づくりの土台にすることができるのです。

■朝ごはんは3食の中でいちばん大切

 小林氏が長年研究している「自律神経」にとって、朝ごはんは特別な存在。自律神経には、日中の活動時に心身をアクティブにする「交感神経」と休息時に体をリラックスさせる「副交感神経」があり、この2つの神経は一日のリズムに合わせて切り替わっています。交感神経と副交感神経のどちらか一方が働きすぎることなく均衡を保っているのが健康な状態。交感神経が高まりつつある朝には、副交感神経を活性化するのが良いのです。副交感神経は腸の動きと直結しているので、朝ごはんによって腸を刺激するのがベスト。朝ごはんをとることで、一日を快適にスタートすることができます。

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■「おはようソース」でパワーアップした最強の朝ごはんで自律神経を整えよう

 なかでも、腸のスペシャリストでもある小林氏がすすめているのが、「おはようソース」。オリーブオイルとバルサミコ酢を大さじ1杯〜2杯ずつ合わせただけというこのソースは、朝ごはんの栄養バランスを格段に高めてくれます。オリーブオイルは、腸内環境を整え、便秘を解消したり、悪玉コレステロールを減らしたりすることに効果があるだけでなく、細胞の老化を予防してくれるため、美肌づくり、さらには、がんや認知症予防に効果があります。一方で、バルサミコ酢も細胞の老化を防ぎ、血液をサラサラにしてくれる効果があり、糖尿病や高血圧予防が期待できます。この2つの最強食材の相乗効果が期待できるのが、「おはようソース」。良質な油と発酵食品を同時に簡単にとることで、手軽に健康を手に入れることができるのです。

■「おはようソース」は、何にでも合う万能調味料

 使い方は簡単。朝ごはんメニューに追加するだけで良いのです。サラダにかけてみたり、パンにつけてみたり、卵料理にかけてみたり、スープにかけてみたり…。和食にもよく合うので、納豆や冷奴、焼き魚、味噌汁に追加することもできます。コロッケやポテトサラダ、餃子など、夕飯の残り物にかけるのもOK。本書では「おはようソース」を活用した、たくさんのレシピを紹介。「おはようソース」をプラスした朝食は、腸を刺激し、低下しがちな副交感神経の働きを無理なく高めてくれるのです。

 朝ごはんは一日の要。あなたも、この本を元に、朝ごはんから健康を目指してみませんか。あなたの朝を、一日を、スプーン1杯で健康なものに変えてみませんか。

文=アサトーミナミ